「聖・ひじり」に次ぐ重要な言葉ではないか!?と思うものを見つけた。
カタカムナ+日本語の神秘の解読には「古事記」に書かれた内容の理解が必要や!
とわかったので「古事記」の解読はじめました~この解読が「武産合気」の世界の理解にも通じますからね~
ってことで私が生涯を共にするであろう1冊として選んだのがこちら
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古事記の「序文」だけでもたくさんの情不良があって興奮しまくりっす。
では古事記・序文の解読の続きへ~
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烟を望みて、黎元を撫でたまふ。今に聖帝と伝ふ。
(古事記・序文より)
これは仁徳天皇(大雀命・おおさざきのみこと)について書かれた二文になっております。
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では、読み音を加え、先ほどの部分を読んでいきましょう。
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”烟(けぶり)を望みて、黎元(おほみたから)を撫でたまふ。今に聖帝(ひじりみかど)と伝ふ。”
当時の民は貧しく、民のかまどから煙がのぼることは無かった。その様子を見た仁徳天皇は民の貧窮を知り、そんな民の生活が良くなることを想い(民の家々の竈から煙が立ちのぼるようになることを望み)、仁徳天皇は民たちの貧窮を御救いになった。そのため、今もって聖帝と伝えられている。(こんな内容が示されている)
実際に天皇が民の貧困を知り、救済に動いてから3年後に同じ場所(高台)から村を見ると家々の竈から煙が上がっていたという(;;)
故に「聖帝(ひじりみかど)」として後世に伝えられているそうです。
「聖帝」とかいて「日知り、秘知り、ヒシリ」の「帝・ミカド」と示されております。
「ヒを知る(根源の力の変遷→アマ始源の”ヒ”を司る)」聖にして、「ミ(実体を創る光・振動波)とカ(カム界の根源力)のド(重合・統合)を司る」天子だというのです!
他に私が注目した「音のヒビキ・ことば」がこちら
- 「烟」=けぶり (火の因、物が燃える時に立ちのぼる気体で固体の微粒子+液体の微粒子の浮遊状態、煙だけでなく霞や水蒸気も含まれる)
- 「黎元」=おほみたから、大御宝→天皇が治める国民のこと
「烟=けぶり」は、「霊振り・魂振り(たまふり)」と同様な重要な言葉であると考えておりまして、私の勝手な解読では「けぶり=気振り・奇振り」となります。この世界の「気の流れ」を司る神霊力を仁徳天皇はお持ちだったのではないでしょうか?
「黎元」と書いて「おほみたから(大御宝)」と読み、その意味が「民・国民」とされているのも興味深い。
- 一般には「黎」は黒、「元」は首とされ、冠をつけない黒髪の頭の者=無冠の一般庶民という由来とされていたり
- 「黎」=諸々+「元」=善人の意で「天皇が治める国民(万民)」だといわれたり
しておりますが、私は「黎明の元」=「一元の黒」を指しているのではないかと考えております。「一元の黒」とは何かというと、
- 「はじまりの一点」であり
- カム界とアマ界をつなぐ「黒筒・暗黒の空間」(≒ブラックホール)
- 大深淵(はじまりの暗黒の海=大虚海・原始の海)
ってことを考えると仁徳天皇は「大玄霊の力」にアクセスできた天子なのではなかろうか、と思うのです。
大玄霊の力・一元の力・カム界の力=大御宝
そう考えると「おほみたから」という音のヒビキが更に深い意をみせてくるのです。
(つづく)