天才数学者によりシュレーディンガー方程式が示す「波(物質波)の性質」では、「波の収縮は起こりえない」ということが検証された。
でも、私たちは観測により「一点に粒子状にある電子」を発見する・している。
「法則上(計算上)あり得ない」ことが「実際には起きている」…(‘~‘)
これは、いったいどういうことか?
(この問題に対する取り組みがはじまった)
※無知な私に「量子論の世界」を優しく案内してくれる1冊
では、これから『(物質の)波は収縮せず、広がったまま』として考えてみよう!
コペンハーゲン解釈が持ち出した仮定の一つ
”波の収縮”
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これを思い切って ポイッと放棄しまして~
尚且つ、マクロ界に現れる観測結果を説明するにはどうしたらよいか?
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そこで登場したのが「パラレルワールド(並行宇宙)論」なのです。
1957年 アメリカ・プリンストン大学の大学院生だったエベレット氏が博士論文として書いたもので、多世界解釈の原点となったものです。
【エベレットの考え】
「量子論が自然界の基本原理」であるならば、
その原理は、ミクロの物質で構成されるマクロのあらゆる物質~宇宙全体にも適用されている(働いている)はずだ。
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では、宇宙のハジマリ(ビッグバン)から「量子論」に沿って考え直してみよう。
宇宙は今から約140億年前に極微の一点=特異点からの大爆発によって生まれ、以降膨張を続けているという(ビッグバン理論)
特異点は物質も時間も空間もない「何もない状態(真空)」だが、大爆発により無数の微粒子が生まれ→その微粒子から星や私たち生物を構成する物質が作られていった、とされています。
これを量子論的に説明できるよう考えてみよう~
まず、考えなくてはいけないのは「ここ」→”「何もない状態」から微粒子(素粒子)が生まれるかどうか?”
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量子論的に考えると「確率的な」問題となるので、
ビッグバンを機に「a:微粒子が生まれた世界 」と「b:微粒子が生まれなかった世界」に枝分かれした、そして我々は「a:宇宙」にいる とエベレットは考えたのだ。
おお、確かに「波は広がり続けている」ように思える考え方だ。
なんとなく辻褄が合うような気がしますが、ビッグバンそのものも誰かの観測によって起こるべきしておきたってことなんやろうか?
無知な私にはまだ「スッキリ」理解に到達できませんので、更にここをよ~く覗いてみることにします。
(つづく)