シュナイターと盛平の越境界体験に続きまして~空海が修行の末に到達した「超越体験」を覗いていきます~
カタカムナ、日本語の音のヒビキ+神秘の造り、古事記の解読に関連しまして~「肉体に秘められた神の設計」を追求しております。
そんな中で私が出会ったのが「合気道の祖・植芝盛平」氏が説く「むすび合気」の世界です。
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では、「造化と合一」「ひびきの呼応の感得」のための気の修業に参考になる「そこに至った人」の体験談を見てゆこう~ってことで「空海の場合」に注目や!
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空海は四国での「虚空蔵求聞持法」の修行により、その法の成就を成した時に、その「超越・神秘体験」をしたそうです。
【虚空蔵求聞持法】とは、
一定の作法に則って”虚空蔵菩薩の真言を百日間かけて百万回唱える”というもの
これを成就した者は、広大な宇宙のような無限の智恵と慈悲を持つ「虚空蔵菩薩=アーカーシャガルバ」と繋がり、その恩恵(無限の智恵と慈悲)を受けるという。
お気づきだろうか、「虚空蔵菩薩=アーカーシャ」でありアカシャ年代記やアカシックレコードそのものを示していることに。
空海はこの修業を成就させ、ついに虚空蔵菩薩との合一体験を得たのです。
その時の体験をこう表現している。
『谷響きを惜しまず、明星来影す』
どうやら、宇宙の鳴り止まぬヒビキ(呼吸)が感じられるようになり、明星(天に輝く星・創造の光)が空海の体内(内側)に入ってきて、ついに「全一」を経験・監督したということらしいのです。
そういえば…植芝盛平氏も「むすび」に目覚めた時の神秘体験を こんな感じに表現してたなぁ。
妄想とか瞑想ではなく、マジで厳しい修行により没頭し無我夢中で肉体的にも精神的にも「無」の境地に達した時に、とんでもなく「驚異的な体験」をするようです。
(つづく)