プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【古事記を読む】神生み篇~大宜都比売神(おほげつひめ)

もうすぐ、イザナギ命とイザナミ命が「合わせて」生んだ「神生み」は終わる。

二神のムスビで生みだされた最後から2番目の神という意味は深いはず。

古代日本の智の探究を続け、日本語のヒビキの神秘構造に触れ、やっと今「古事記」の解読に乗り出している私です。

 

神代・上代の日本語・日本の智の探究は深まる程に「日本人の血が騒ぐ」ので、今生きている日本人全員におすすめしたいっす。

 

 

では、神生み編の続きへ

次に大宜津都比売神を生みたまひ、次に火之夜芸速男神を生みたまふ。

(「古事記」より)

 

天鳥船→大宜津比売神→火之夜芸速男神

この生成順が非常に気になっております。

 

それに「大宜津比売神」については、もっと気になることありますよね!?

だって国生み篇で見た通り、伊豫の二名嶋の四面の1つ「粟国」の名が全く同じ「大宜都比売」なんですよ!!

 

同じ神名で2度も登場している!

これは偶然ではなく「意図的」だと思うのです。

 

大宜都比売神穀物(食物)を司る女神

と、されおります。

素戔嗚により斬られた彼女の身から「五穀の実」が生じ、我々日本人にその五穀の恩恵がもたらされたという話なので、「日本の食」に深く関わる女神です。

 

確かに、「おほげつひめ」の音に当てられた「大宜都」の字が示す意から読み取っても「実」や「種子」が持つ「成長・繁栄力」を表す神のように思えますよね。

 

「大宜都比売神」の死体からは「両目に稲種」「両耳に粟」が生じたそうですが、

「イネ=イ音」「あは=ア波」「粟=あは(アの正反)=あ+わ」ともとれるところに注目です。「稲」と「粟」だけ両目・両耳と対成す「左右」から生まれていることが実に興味深いっすよね。

「言霊百神」によると、大宜都比売神の誕生は母音と半母音とイ段の父韻を除いた「32子音」の発生・生成の事を表しているんだとか…

 

 

 

穀物というのは『”造化の神霊力=カム界の力”の結晶』なのかもしれません。

我々はそれを直接、身の内に摂取しているのです。

神霊力の塊の実を食すことで、我々は直接 「造化の力」を摂取してるんじゃなかろうか。

 

(つづく)

 

 

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