火の神の三名を並べ、「火神=地の火の本質」を考えてゆきましょう。
古代日本人が「真理」に基づき発見・設計した日本の叡智たる「日本語のヒビキ」を取り戻しましょう。
日本人の血が目覚め、真理へ導いてくれるはず。
ということで「古事記」の解読に挑んでおります、私です。
では「第50番目の神」にして「ン音の言霊(げんれい)」と云われている「3つの神名を持つ火の神」から「火」の本質を読み解いてまいりましょう。
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古事記に示された三つの神名はそれぞれに(内)のことの象徴だと 一般的には解釈されているようです。
三つの神名の示しを1つずつ読み解いてきた結果「地の造化の中心にあるのが”火”の力」ってことは見えてきました。
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”造化機関たる地の中心にある「火」”
では、神名が象徴しているとされている3つを見つめていきましょう。
- 火の焼ける激しさ・勢い=高温・高熱のエネルギー+「焼く」ことで変化を起こす作用
- 火の輝き=火が放つ「光」
- 火の揺れ光る様子=火の熱による気流の発生、「間(マ)」に揺れ・動きを発生
ここから見えてきたのは、
これが地の造化の核たる「火」なんだと思われます。
更に「揺れる光」がきになっちゃいまして…
その意味するところは、イザナギ・イザナミの二神一体での造化の終わりであり「陰陽の完全調和の終わり」「対称性のやぶれ」なのかもしれないと思いはじめております。
地核(地中)の高温・高熱エネルギーと、そのエネルギーにより間に生れる「動」の変化(電磁場や光の発生と気の流れ)により地の造化(生命現象の創造)が成されていると古代日本人は知っていたのですね。
そして、その生成が「完全調和物ではない」ことも。
地の造化による生成物は、「その根源たる揺れ光る火の如く、揺れ動く不安定さを有す」ということもわかっていたのかぁ。
(つづく)