日本には「比婆の山」が2つ、それが何を意味しているのか?
どんどん、行くよ~
日本語のヒビキの神秘構造に触れてから「古事記」を読んだ方が何倍も面白いよ~
古代日本の文字や歌から「日本の智」の謎解きにはいることをオススメするぜ~
では、イザナミ神の御身体が葬られた場所を考察してゆきましょう~
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故 其の神避りたまへる伊耶那美神は 出雲国と伯伎国との堺の比婆の山に葬りまつりき。
(「古事記」より)
日本にはイザナミの神の御身体が眠っているとされる「比婆山」が2つあるんだぜ~
知ってたか?
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古事記が示す「比婆の山」はこちらだと私は思うております。
『出雲国(現・島根県)と伯伎国(現・鳥取県)との堺の比婆の山』って書いてあるからな~たぶん、こっちやろ~
ただこっちは小ぶり(標高331m)なんす、故に広島の比婆山のほうが有名なんすな。
ただ、実在の山かどうかをよく考えてみねばなりません。
「淡嶋」のように「この世」と「異界」の境界にある潜象の山である可能性も高い。
なぜならイザナミ神はこの後「黄泉の国」へ往き、黄泉大神になったからさ~
謎なんやが、そこに「火神・迦具土」の姿はないんや…
「比婆(ひば)の山」
- ひば=霊(ヒ)場(バ)
- ひば=「ヒ」の波
霊(ひ)・ヒ波の発生する場(処)の山なんじゃないでしょうか。
となると、生成祖神のイザナミ神を祀ったことで「ヒバの山」になったとも考えられますね。
これは2つの比婆山を結んだ処になにかありそうですな。
「黄泉の国に通じるトンネル」か「神界と人界をつなぐトンネル」か…
(つづく)