これは「神名」ではないのですが「むすびの物実」として重要かと思われます。
古代の智の探求⇒古代日本の智の探求にはまり、⇒日本語のヒビキの神秘構造に触れ⇒今「古事記」に込められた古代日本の叡智を探り中っす。
では、解読の続きへ
今読み解いている場面がこちら
しかして其の御刀の前に着ける血、湯津石村に走り就き成れる神の名は石析神。次に根析神。次に石箇之男神。
(「古事記」より)
そうだ三柱の神の三番目に登場した神の名ですが「石筒之男神」ではなく「石箇之男神」でした!読み方は、どちらも「いはつつのを神」です。
「筒(つつ)」と「箇(つ)」の漢字の違いが今後重要になってくる予感…
この「箇(つ)」の字が実は、三柱の神誕生時の「物実」である「湯津石村」と深く関係していそうなのです。
前回は「湯津石村」の意味を「群がった岩石(岩石群)」とざっくり紹介しました。
ですが、日本語は音の響きが先にあるので「ゆついはむら」が持つそもそもの意は、どうやら
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「斎つ(神聖な)、石村(岩石群)」
ということが本質にあるようです。
更に、この場面の岩石群はこうも表現されているのです。
『五百箇(いほつ)磐石(いはむら)』
つまり”湯津石村=神聖な五百箇の岩石”ってことっすな。
そんでね、この「五百箇(いほつ)」って示しが今後とても重要な鍵になってきます。
これまで私が読んだ先賢の古事記解読の書にあった「カグツチ=素焼きの文字盤(文字の創造・生成)」の記ってことと繋がってくるんですよね。
天のヒビキと造化原理を「日本語50音のヒビキ」にまとめた智恵の粘土板が地上界に顕われたor示された。そこから、そのカグツチの祖の粘土板は五百箇に分かれ発生したということかもしれないのです!
んでね、ここを以って「この場面」で生まれた三柱の神の名を読み解いてゆくと、非常に面白いことがみえてきたのです。
(つづく)