この2つの別名によって解読作業はねじれていくことに…
日本人なら古代日本の智の探求+日本語のヒビキの神秘構造に触れるべし!
そして、古事記に記された「神名」「地名」「事名」に込められた真理の智を読み解くべし、と本気で思っている私です。
では、解読の続きへ
第三の神:建御雷之男神が持つ「別名二つ」が何を示しているのか?を追っていこう。
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なぜ「建(たけ)」と「豊(よと)」と分けて2つの「布都神(ふつかみ)」の名を持っているのでしょうか??
鍵は「布都(ふつ)」の理解にある気がしてなりません。
憤怒の感情のもの凄いエネルギーを以って剣が振り降ろされた時に成る音「ふつ」
もの凄いエネルギーが切断力となったヒビキ
この切断力が何を起こすモノなのかを考えていると「これ」が頭に浮かんできたのです。
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これは「一」が「二」を生んだ時の「造化のはじまり」の力ではないだろうか?と。
「伊都(いつ)⇒布都(ふつ)」の流れを眺めていると、「ふつ」の意味が勝手に浮かんできたのです。
”今を破る力・今の限界(有限)を越える力だ!”と
確信はないが、勝手に浮かんできた、そのインスピレーションを信じている。
「布都(ふつ)」の本質は「1⇒2の生成」にある、それが「陰陽・正反の二極の生成」を意味しているとしたら…これが「建布都神」が示す本質だと思うのです。
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それを踏まえて、次にくる「豊布都神(とよふつかのかみ)」は何を示しているかというと「豊=美しい、豊かな⇒対生成」というだけではなく、
豊=とよ=十・四
「14(とよ)」×「2乗の分離増殖(ふつ)」で⇒2の14乗=16,384
この2つの別名が並びしめされているということは、
「建御雷之男神」の力・働きが「1⇒2⇒16,384」と飛躍的・爆発的に拡大・増殖するということを表しているのではないでしょうか。
つまり、脳細胞・脳神経細胞・脳神経路の爆発的な拡大・増殖・繁栄力の示し。
ただ、3柱の神名を総合的に眺めみてゆくともっと根本的な意味・意図がみえてくるのです。
(つづく)