プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【古事記を読む】禊・祓い編~「伊那志許米 志許米岐 」

「いなしこめ しこめき きたなき国」

古代日本の智の奥深さ+日本語のヒビキの神秘構造に魅せられ、ドはまりしている私です。今は「古事記」の解読中。

 

是非とも「日本語は音が先に在った」という視点から「古事記」に書かれている内容+そこに秘めらし古代の叡智を探っていってみてほしい。

 

では、解読の続きへ

是を以ち 伊耶那伎大神 詔りたまはく、

「吾は伊那志許米 志許米岐 穢き国に到りて在りけり。故 吾は御身の禊為む」とのりたまひて、つく紫の日向の橘の小門の阿波岐原に到り坐して、禊き祓へたまふ。

(「古事記」より)

 

今回は伊耶那伎大神の詔(みことのり)=御言葉(発言)に注目です。

中でも最初の「伊那志許米(いなしこめ) 志許米岐 (しこめき)穢き国(きたなき国)」って部分

 

この言葉の意味がどう現代語訳されているかというと

”いやというほど醜悪な穢き国”

 

「いなしこめ しこめき」

「いな=驚くほど、とんでもない」という驚嘆の詞だとしても、

「志許米、志許米岐」という漢字が音に当てられているところを見ると…「醜悪な」と言っているようには思えないのです。

 

伊那志許米

神聖な神意(伊)⇒「美しく、上品な地上(国)」を創ること(那)、

この「伊那」の「志」と「可能にする力」が込められた「米=造化の実・種」、

つまりは「伊那」の造化の力の結晶(高圧縮態)のこと。

造化の神意と神霊力の結晶=高圧縮態であるが故に「核力」を持つのではなかろうか?

志許米・岐

その「伊那の志許米」が「岐=二又に分かれる(分離分裂)」しちゃったよ(;;)

ってことを嘆いているのではなかろうか?

 

まーざっくり云うと、別天神から「地上の造化(地上国)の完成」を任された生成祖神としての夫婦神:イザナギ命とイザナミ命が「離縁=決別」し、1日1500人の誕生(生成)と1日1000人の死(滅・破壊)という相反する「志」に分かれてしまった、ことへの嘆きなんじゃないかと。

 

そう考えますと、次にくる「穢き国(きたなき国)」という部分の真意が気になりますね。

 

(つづく)

 

 

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