遂に「クニ」が!
カタカムナの世界に触れ、日本語の響きの神秘構造に少しでも触れて理解できてから「古事記」を読むことをおすすめします。その方が断然面白く読めるよ~
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第五の神の登場により「別天神・五柱」が揃いました~
といっても、この五柱の神々は皆、独神+隠身となられこの界から姿を消しております。(別天・別界・別層・別次元の存在やからね)
で、ここからは「神世七代」の登場となってまいります。
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次に成りませる神の名は国之常立神。
(古事記より)
第六の神の御名は「くにのとこたちの神」です。
第五の神:天之常立神⇒天の定立(恒性・恒久性をもって確立)を神格化した神
であったので、天と国の違いだけの神名から読み解くと
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第六の神:国之常立神⇒国土の定立(恒性・恒久性をもって確立)を神格化した神
となるかと思われます。
一般的には「大地が定まったことを示す」とされていますが、それならば「天土(あめつち)の「土」でいいはず…「国・クニ」はもっと特別な意味があると思う、私です。
私の認識では「天・地・国」の関係はこんなイメージです・
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※この天・国・土を貫く「雷」は「神の力の現れ」っす
「国・くに」が示すのは「天下にして地上の空間(間・場)」のはず。
ここで「国」という字が示す意味を調べてみました。
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国:王が治める土地
ということは!
ただの大地の定立を指したものではなく、「治政(法則・秩序・統治者)ある天下・地上の間=国の常立」を神格化した神ということではないでしょうか。
天地(あめ・つち)の「地(つち)」は私の解釈では「地中」がメインの世界を指していると思うております。地中(世界)もまた「天」と同じく、壮大な造化機関になっている、と。
ちなみに「土」のことを古語では「ハニ」と呼びますよね。
「国・クニ」と「土・ハニ」…カタカムナで読み解くと
- クニ(国)=自由に引き寄る(ク)+定着・圧着
- ハニ(土)=正反に引き合う(ハ)+定着・圧着
となりますので、クニの方が渦巻くエネルギーの自由なカカワリにより「エネルギーの塊⇒事象化」となったもので、ハニは正反性のエネルギーのカカワリによって「エネルギーの塊⇒物質化したもの」という違いがあるのではなかいかと思われます。
上から下に向かうほど「固く結合し、高圧着化したエネルギーの塊」になってゆく感じでしょうか。
国之常立神は「天之常立神」をウツシたものであろうと思われます。
そして神世の一代目となります。
(つづく)