宇比地迩神の対となる妹神は 何を象徴・神格化した神なのでしょうか?
神代文字やカタカムナで日本語の響きと神秘の構造に触れてから「古事記」の解読に入ると面白さ倍増なんで、おすすめです。
⇓
では、さっそく宇比地迩神の次に登場する神の謎を解いてゆきましょう~
第八の神:宇比地迩神に続き 神世三代を担う「女神」の名は、
⇓
※「イモ」この音のヒビキが後々重要になってまいります
(「ちに・ぢに」の音で対になっています)
では、この神名が示す「意味」を読み解いてまいりましょう。
「須」
示す意味:待つ、欠かせない、必要である、求める
「ス」の音が持つ意味:カタカムナでは「一方へ進む」「方向性をもって進む」「透けた(目に見えない存在・力)」ですが、ここに植芝盛平氏が説く「ス声は始まりの息吹」という意も加えたい。
「比」
示す意味:同類のもの、なかま、類(たぐい)
「智」
示す意味:智恵、智識、無明を照らす智
「知」よりも「無明・夜の暗黒・世の中を照らす智恵」の意味合いが強く、その本質は『物事の道理、この世界の理を理解し、是非・善悪を判断する能力』にある。
「迩」
示す意味:近い、近づく、近づける
ということなので、「須比智迩神」の意味を読み解くと
「須と智を同類のモノとして近づけ 結ぶ 力(神霊力)・働き・作用」の象徴であり、神格化であると思われます。
一般的には「砂土の神」とされ、宇比地迩神と対(男女一組)となる「大地の象徴=土地神」とされています。
「智」というのは「一元の息吹=はじまりの呼吸」に通じる智識・智恵ということになりますね。つまり「智を以ってカム意に近づける」というわけです。
と
この二柱の神が対成す男女神の「一組」となって示す意味がまた更に興味深くなってくるのです。ここにカタカムナがウタう「カカワリ」の本質があるのやも。
(つづく)