プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【古代日本謎解き】身体覚醒~武産合気(36) 五大の響き(ヒビキ)



超越境界体験をした「空海」が聴いた「五大の響き」、

これが「上代日本語」の造りと同じことを示しているようなのです。

日本の古代の智恵を探究している、私です。

カタカムナ古事記の解読、日本語の構造(音のヒビキ)と見てきまして~「肉体・精神・魂」のどれもがカムアマの力を引きだす構造になっているに違いない、とにらんで「肉体の真の力、正しき使い方」を調べております。

 

私はその道を説く鍵だと思ってるのは「合気道の祖・植芝盛平」氏が見ていた世界。

 

古事記と植芝盛平 合気道の神道世界

古事記と植芝盛平 合気道の神道世界

  • 作者:清水 豊
  • ビイング・ネット・プレス
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で気体の修業の目的である「(造化の)ひびきの呼応の感得」、それに通じる神秘体験

「一元とのむすび」「カム界とのむすび」「霊的世界とのむすび」をした思われる「空海」の体験談の続きへ。

 

虚空蔵求聞持法の成就を成し、虚空蔵菩薩アーカーシャ)とのむすび(合一)を得て、『谷響きやまず、明星来影す』という体験(感得)した空海は、「この宇宙の響き」について、こうも語っております。

「五大に響きあり、十界に言葉を具す、六塵ことごとく文字なり」

空海:「声字実相義」より)

 

この空海の言葉を理解する為に、敢えて逆から意味を捉えていく~

 

【六塵(ろくじん)】

心を汚し煩悩を起こさせる六境のこと(これは身体感覚と対応しているんや~)

六識=眼・耳・鼻・舌・身・意の六根が認識する「対象(境)」のことなんです。

  • 色境=色や形
  • 声境=言語や音声
  • 香境=香り
  • 味境=味
  • 触境=触れた感覚(形容)
  • 法境=意識の対象となるモノ総て

六塵(心を汚し煩悩を起こさせるモノ)とは「感覚からの認識」ってことですよね。

それは、ことごとく「文字=言葉」でできている、というのです!

六塵は「感覚で得たものを文字化(言葉化)した認識である」空海の言葉は示していますよね。

では次に「十界に言葉を具す」を見てゆく~

【十界(じっかい)】

人間の心の境地(迷いと悟りの両界)を十種に分類したもの

  1. 地獄界(あらゆる恐怖に苛まれた状態)
  2. 餓鬼界(目の前の事象に固執する状態)
  3. 畜生界(動物的本能のままに生きる状態)
  4. 修羅界(対話を持たず、武力をもって解決を目指す状態)
  5. 人界(平常心+人間的な疑心暗鬼の状態)
  6. 天界(諸々の喜びを感じる状態、瞬間瞬間の喜び)
  7. 声聞界(正しき道を学んでいる状態)
  8. 縁覚界(仏道に縁をむすぶことで、自己の内面において自意識的な悟りに至る)
  9. 菩薩界(道を修め、仏の使い=菩薩として生きる状態)
  10. 仏界(悟りを開いた状態)

「十界に言葉を具す」とは、

この十界は「あらゆる言葉によりできている」、「言葉によりその界に導かれる」ってことかな、と。

そして最後は「五大に響きあり」です。

【五大とは】

万物を生成する五種の要素のこと

空・風・火・水・土

この五元素がそれぞれに「ヒビキ」を持っているというのです。

 

これは上代日本語でも、この五元素は「あ・い・う・え・お」の根源音として使われています。

 

 

空(あ)・風(い)・火(う)・水(え)・土(お)

となります。

 

では、空海の言葉の意を探ってみましょう。

「万物を生成する五大は、それぞれにア・イ・ウ・エ・オの響きを持つ、その響きは十界を構成・そこに人を誘う言葉となり、人の心を汚し煩悩を起こさせる 認識となる文字である」

(‘~‘)ざっくり云うと

『この世のすべては「響き」であり、言葉・文字でできている』って悟りっすな。

 

この意味がすんなり理解・納得できない方は参考までにこちらの本をどうぞ

 

 

 

 

言霊開眼

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言葉による認識で我々はこの世界の「在る」を実感しておりますが、

その「この世界の在る」は総て「五大のヒビキ」から生成されているわけですな。

 

(つづく)

 

 

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