だんだんと合気の祖・植芝盛平が説く「合気の世界」と
カタカムナのウタの示しが融合してきた気がしませんか?
潜象カム界のヒビキと現象アマ界のヒビキの「響き合い=むすび」によって、この世の森羅万象・宇宙の万物万象が生成化育されているとカタカムナや古代書たちが示している。
「潜象の力」と「現象の力」をすべての存在が内包しているわけなので、意識や魂、心だけでなく「肉体」にももっと本来の力を発揮するスイッチが設計されていて、我々はそのことに気付かずに「不自由」を感じているのではなかろうか?
と思いはじめたのを気に「肉体覚醒の鍵」を探し、植芝盛平の「むすび合気」の世界を探索中の私です。
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(↑)こちらが私のおすすめの1冊っす
では前回の続きへ。
多くの武道に於いては「実の稽古→実の技を生む」という流れですが
合気道の場合は「虚の稽古→虚実のむすび→実の技の生成」という流れである。
合気道とは「虚」の稽古をして「実」世界にアプローチするわけですが、
その為には今までの「考え方」を大きく変える必要がある、というのです。
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「実=武術(実際に繰り出される技・動き)」において、相手に合わせる(合気)ことは自分にとって不利になりますよね。自分の自分の優位な空間場を造り、自分の間合いで「主導的に戦う」ようにするのが勝つ秘訣ですよね。
ところが(ここから思考の逆転へ)「虚」を根源におく合気の術というのは、合気=相手との「むすび」によって技が自然生成される為「むすびの感覚」をを利かせた技でなければならないのです。
盛平氏は「むすびの感覚」を重視する合気道を「山彦の道である」と表現している。
「ヤッホー」って叫ぶとこだまする あの「やまびこ」です(^^)
【山彦とは】
- 山や谷などで起こる音・声の反響
- 「やまびこ」は山の神が声音をまねたもの(山の神により起こされる現象)と考えられていたことがハジマリ
つまり、「響きが共鳴しあう状態」であり、
「私と私を取巻く世界すべての共鳴」であり、
「私と神の響きの共鳴」であるのです。
だから「自分が優位に攻めるための術(実)」により「相手に勝利するための技の生成(実)」ではなく、相手との合一による「調和」を生むことで相手を包みこみ「勝敗」なき”完全なる勝利”を得るものなのです。
ね、「産巣日」の神霊力が見えてくるでしょ。
合気道の世界、面白いでしょ。