遂にオノゴロ嶋が登場ですよ~やっと下界に生成拠点ができた。
古事記の解読に入る前に「古代日本語=上代語・神代文字」などで日本語の音のヒビキからその計算された構造を知ると共に、古代から受け継がれる口伝のウタ=ひふみ祝詞とかアワ歌とか、カタカムナのウタヒなんかの内容にふてれおくと面白さ倍増しますよ~
ってことで、「古事記」の解読へ
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塩をこをろこをろと画き鳴らして、天の沼矛を引き上げる時に
その矛先から滴り落ちた塩の累積り(かさなり)が嶋となった。
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是れ、淤能碁呂嶋なり。
(「古事記」より)
これらが結ばれ(ムスビ)⇒「海に指し下した矛で画き回し、塩を画き鳴らす」ことによって生まれた嶋が「オノゴロ嶋」なのです。
オノゴロ嶋はイザナギ・イザナミの生成にはカウントされておりません。
何故ならば、オノゴロ嶋を生成した本(主)は「天の沼矛」の神霊力だからです。
ここで「オノゴロ嶋」という音に当てられた「淤能碁呂嶋」という漢字に込められた意図を読み取っていきましょう。
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【淤・お】
意味:ふさがる、どろ(泥)、おり(澱)
⇒海(根源のエネルギーの海がウツシされた”生み”のエネルギー海)の澱(エネルギーの凝縮・塊・固形化)から成る『塩の塊』を表していると思われる。
【能・の】
意味:仕事をする力、働きをする作用、効果、技能
【碁・ご】
意味:縦横各19本の線によって仕切られた361の目のある盤上で黒と白の石を交互に置き…
⇒これがアマ界の「造化の基盤」であり、本(もと)となる構造の示しではないでしょうか。この縦横各19本の線の交差によって創られる361の目を基礎に持つ空間場がアマ。
【呂・ろ】
意味:陰の音律、背骨=人の根幹を成すもの
⇒「ウ冠」をつけると「宮」になります
つまり、宇(ウ)の背骨・根幹をなすもの
【淤能碁呂嶋・おのごろ嶋】とは
根源の海(大深淵の原始の海・ヌン)のウツシである下界の海の生みのエネルギーの凝縮態である「塩の塊」から成る、碁盤の様な構造を基礎・根幹に持つ「アマ界の造化の基盤(アマの背骨)」として生成+示された嶋なのです。
ちなみに「嶋・しま」が示す意味は、『渡り鳥が拠り所として休む海中の山』を表しているそうです。
この島による「渡り鳥」というのはカムの力(造化三神の神霊力)のことではないか、と私はにらんでおります。
更に「能碁呂」の「お嶋」なわけですから、
この世界の根幹を成しているのは、碁盤の目の様な構造に加え そこに交互に置かれる「黒と白の石」が碁盤を打つヒビキとパルスにあるわけですよね。基礎構造をなす陰の音律のヒビキに中で「黒と白の丸石」のパルスが発生し万物が生成されるってこと!?
このことによって「造化」が成されているってことですよね。
だいぶ「根源」にあるもんが見えてきた気がする。
(つづく)