第二の嶋から、かなりトリッキーな内容が記されております。
古代日本の智恵(叡智)に触れる為、いろいろと活動中の私です。
古事記に向き合って、解読を進めておりますが…(鈍足でございます)
でも、超面白いので日本人なら一度は真剣に「古事記」に向き合ってみることをオススメいたします。
では、「国生み」の続きへ
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次に伊豫の二名嶋を生む。この嶋は身一つにして面四つ有り。
(「古事記」より)
日本語は音のヒビキが重要なので、読み音を確認!
”次に伊豫(いよ)の二名嶋(ふたなのしま)を生む。この嶋は身一つにして面(おもて)四つ有り。”
『この嶋は身一つにして面四つ有り』ってところがめっちゃ気になる!かと思いますが、先に「伊豫の二名嶋」という表現を読み解いていきましょう~
伊豫の二名嶋=四国の総称だとされております。
では、「伊豫」という字が示す意味から見てゆきましょう~
聖なる水(根源のエネルギー海・天之水)に、その造化の意をウツシた「予+象」が「温泉=熱を持ち・湯気を立たせる泉として」湧きだす「二名嶋」だと云っている。
更に「豫」という字にはもう一つ重要な示しがあって、
”機織りの横糸を自由に走らせ通すための道具”の象徴からできた字なのです。
つまり、現象の設計図=潜象の骨格(文様・構造)を描きだす「聖なる御湯湧く場」なのです。
更にその嶋は「二名嶋」だというんです。
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これは…「2つの名をもつ嶋」という意ってまではわかるのですが、どうやら単純に「名前」というわけではなく、その「名」が示すのはもっと奥深い意味がありそうなのです。
私はこの部分をはじめ「名=命」かと思っておりました。
でも、その音に当てられた漢字の成り立ちをみていったところ見えてきたのは
”二つの異なる造化の意図=その2つの字(御言)・ヒビキを持つ嶋(示しの間・場)”という意味なんじゃなきか、ってことなんです。
なんで単なる「名前」ではないと思ったかというと、この第二の嶋はなんだかんだで8つの名をもっているからです(‘Д‘)!
(つづく)