正式な様式に則って行なわれた美斗能麻具波比により、
遂に国を成す第一の嶋が出現!
古代日本の叡智+日本語に秘められた神秘構造を「我が智」にするために奔走中の私です。古事記の解読は「言葉」ひとつひとつじっくり向き合わねばならぬため鈍足な歩みとなっております…(‘~‘)
天之御柱をそれぞれ左旋回・右旋回と廻り、廻り合ったところで讃美の声をかけ合い…遂に「国生み」がはじまる。
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かく言ひ意へて、御合いたまひ、生める子は淡道之穂之狭別嶋。
(「古事記」より)
日本語は音が先にあり、故に読み音を確認~
”かく言ひ意へて(をへて)、御合い(みあい)たまひ、生める子は淡道之穂之狭別嶋(あわぢのほのさわけしま)。”
「御合い(みあい)」で複数の意味が示されている気がしますな。
- 見合い
- 身合い
- 御力+合い
- 御霊+合い
- 実・三+合い(ミツゴマリかな?)
しかし、ここはサクッと先に進んで~
国生みによる”国土成す第一の嶋”「あざぢのほのさわけしま」が示すものを見てまいりましょう。
淡道之穂之狭別嶋
思いっきり、先に生れた 未形(潜象)の嶋「淡嶋」の影を感じる嶋になっております。
この第一嶋がどんな意味・意図を持つ島なのかを考察していこう。
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ここからは、私的超意訳みたいな部分多めになっております。
「アワヂ」が示す意は
①潜象カム界→現象アマ界を繋ぐ道(道理・法則)
②日本語のヒビキ「音」にウツされたカム界の神霊力
この「アワヂの」→「穂の」→「狭別」→「嶋」という流れかと思われます。
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「アワヂの穂」→”アワヂが形を成して現れる”ことの示し
加えて「零雷穂凝(ぬちほこ)」が示すように、それは天之御中主の神霊力のウツシの「穂」であり、天の恵み。
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その「アワヂの穂の」→「狭別」嶋だって云うてます~
細かく、多種多様な「マリ(間の分離)」にアワヂの穂の力を篭め、生命・現象の骨格となるモノと身・実になるものを別け発生させる「嶋(地)」だということっすな。
カム→アワ=素粒子・陽子・電子・原子のようなミクロの生成を成す「シマ(間の示し)」なのではないでしょうか!?
こんな凄い島が日本の国土に実在しているわけです。
それがなんと現・淡路島だといわれているそうです(‘~‘)
ということよりも、お気づきでしょうか…この島の名から読み解くと
「日本語のあ~わの音ヒビキが 物質・現象・生命を成すミクロの粒子を発生させる」ということも示されている!? こっちのほうが重要かも。
(つづく)