島国(数多の嶋・国土地理院の集計では14,125嶋から成る)日本の国土の基礎となる「八嶋」が生み揃えられたよ~
ということで、古代日本の智恵+神代文字~日本語の成り立ちを探り、日本語のヒビキの神秘構造に触れ、今は「古事記」に隠された叡智発掘作業に勤しんでいる私です。
では、続きへ
故、此の八嶋をまず生みたまへるに因りて、大八嶋国と謂ふ。
(「古事記」より)
”故(かれ)、此(こ)の八嶋(やしま)をまず生みたまへるに因りて、大八嶋国(おおやしまくに)と謂ふ”
ミトノマグハヒを正しき作法でやり直してから生んだ「第一子~第八子」にあたる八嶋は大きく一つの纏まりとして「大八嶋国」と示しているのです。
大八嶋国(おおやしまくに)
8つの島は「1つの国」であり、法則性・規則性によって統治されている1つの纏まり(アマ=生命態)であるということなのです。
それぞれが「器官」であり、繋がりあって息(生気)をしている「生命体」、それが日本国の正体なんですな。この後もイザナギ・イザナミは嶋を生むのですが、この最初の八嶋が非常に重要な存在であることは間違いないです。
私の解釈では「大八嶋国=国という造化機関の原型」なんだと思われます。
造化機関たる「天」と「地」、そのウツシが「国」なんだと。
ここで大事なことなので、
”造化に関わる「八(ヤ)」の数字”をよ~く覚えておいてください。
ひ・ふ・み・よ・い・む・な・や→こ・と
そう、「ヤ(八=数多)」の次は「9・10(こ・と)」で事が起きるのです。
現象化・事象化であり、「8(有限中の数多・最高)<9=無限(無限領域)」+「10=別界・上なる界への上昇」という方向性を示しているのです。
(つづく)