大八嶋国の後も国生みは続きますよ~
古代日本の叡智・日本語のヒビキの神秘構造に触れ、「言葉」に隠された意図・示し探しにわくわくしながら「古事記」の解読をはじめた私です。
では、続きへ
然ありて後還り坐す時に吉備の児嶋を生みたまふ。またの名は建日方別。
(「古事記」より)
”然(しか)ありて後(のち)還り坐す時に吉備(きび)の児嶋(こしま)を生みたまふ。またの名は建日方別(たけひかたわけ)。”
第一~第八嶋までの「大八嶋国」を生み、その後『(八尋殿)に還ります時に』まだ嶋を生み続けているのです!(この後あと五嶋生む)
大八嶋国を成すまでが一つの大仕事だったことがうかがえる。
しかし、その後に生み出される6つの島々も相当に深い意味がありそうだ。
(ここで8と6に深い関係があるというこは覚えておいてほしい)
では、第九の嶋の名からその示しの意図を読み解いてまいりましょう。
では「吉備(きび)の児嶋(こしま)」の方からいきますぞ~
まず”「吉備」の「児島」”と読むか、”「吉備の児」の嶋”と読むか…
わざわざ平仮名の「の」で区切ってしめされているので一応①で読みといてみます。
- 「吉」=善い、優れている、道徳的に正しい
- 「備」=そなえる、整える
- 「児嶋」=赤子~こどもの嶋
ここから私的超意訳となります。
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そもそも、アマ界に生成される全ての生命(現象)というのは、善性と正道を往く優れた能力(力)を以って生まれ、赤子~子供時代にそれが更にアマ(環境場)で整えられる。
ということの示しではないだろうか。
そのアマでの正しき導き調整の支柱・杙たる地が「吉備の児嶋」なのだろう。
別名の方にそれがよく示されている。
【以下、私的超意訳】
「建日」=まっすぐに建てる・成し遂げる・設計図を描く(建)の「ヒ(アマ始源)」
にその造化の設計を成す為に必要な「カカワリの方法(法則性)や方向性」を与えて度造化の柱から「ミ」を別け発生させる命の示し。
けっこう重要な嶋なのではないでしょうか。
岡山県の児島半島かぁ、是非行って特殊な磁場を感じてみたいですな。
(つづく)