カッコいい!!!
なんだこれ、ポルシェチームもアウディチームもみんなカッコいいっ
レべリオンのおじさんがいつも笑顔でレース楽しんでるのが印象的。
遂にルマン2015のドキュメントも最終回になりました。
24時間耐久レースだけあって後半はどんどんマシントラブルが
増えていきます。
「最後の最後までなにがあるかわからない」
その言葉の意味が理解できた。
車にも運転にもまったく興味がなかった私。
そんな私が夢中になって観ていたルマン2015のドキュメント!
自動車業界の技術力とレースドライバーの運転技能力に驚きっぱなしです。
「人間の能力の最高峰や最先端の部分は
チャンスがあればどんどん見たり触れた方がいい」
と痛烈に思うようになった。
地理軸(世界)と時間軸(歴史)で
見聞を広めていこうと思います、今後もどんどんね。
- レース開始から16時間後~上位争いに異変
- レース開始から19時間後~ポルシェvsアウディ
- レース22時間後~牙をむくルマンの魔物!
- 勝利のチェッカーフラッグ
- 「ルマンは勝たなければ意味がない」byロッテラー
- 「負けの中から勝利を学ぶ」ブエミ&祖父
- 興味のなかったことも知ることで世界が広がる
レース開始から16時間後~上位争いに異変
快調にとばすポルシェ19号の勢いは衰えない。
この4台によるトップ争いが続いてた。
そしてレース開始から15時間53分、
アウディ7号にアクシデント発生!
ボディに大きな破損がっ
ポットインするも思ったより破損部の修理に時間がかかる。
3分のロスは1周の差につながる。
耐久レースでの疲労故障とみられるこの復旧作業を終え
アウディ7号がコースに戻ったのは7分後だった・・・。
ロッテラーは語る
中のケーブルも切れていたり
大変な修繕作業だったと。
後はもう勝つためにひたすらに走るしかないと。
そして彼はコース復帰後
1周3分17秒~18秒というコースレコードを叩きだす(^^)
レース開始から19時間後~ポルシェvsアウディ
1/64 Porsche 919 Hybrid No.19 LMP1 Winner Le Mans 2015 N. Hulkenberg - E. Bamber - N. Tandy
ポルシェ19号は依然トップで快調な走りを見せる。
そのポルシェ19号を追うのはポルシェ17号!
上位1&2はポルシェという展開になっていた。
19号は「経験を積むため」と参加していた新人ドライバーチームで
17号はF1のマーク・ウェーバーを含むベテランドライバーチームだった。
この時のトップ争い状況
ちなみにこの時
日産23号、22号ともにピット内で修理中(;;)
日産のエンジニアチームはほぼ夜通し修理作業をしていた。
レース22時間後~牙をむくルマンの魔物!
レース開始から22時間後
アウディ7号は3位にまで上がってきていた。
それでも快調なポルシェ19号の尾を掴むことができない(><)
彼の走りを見つめる元レーサーの祖父はただじっと見守っていた。
ヤンの乗る日産23号はやっと修理を終え
44位でコースに戻るが
コースに戻ってすぐにカーブを直進しコースアウトで
マシンが停止&沈黙・・・
ヤンはなんとか自力でコースに戻ろうとするも
マシンから炎があがる。
ラスト1時間というタイミングで日産23号はリタイアとなった。
本当にルマンは完走することがまず大変なことなのだ。
24時間耐久走行に耐えるマシンへの負担は相当なもの(;;)
3人交代制とはいえドライバーも1度そのシートに座れば4~6時間は
同じ姿勢で走り続けなければならない、筋肉も硬くなるし
血の巡りだって悪くなる、肉体・精神共に疲労が襲う。
勝利のチェッカーフラッグ
ラスト1周の声がかかる。
ルマンの勝敗が決まる瞬間がやってくる。
ポルシェ19号は追ってくるアウディに2週以上の差をつけていた。
そして19号のドライバーは17号のドライバーに提案する。
「伝統にのっとり 共にゴールしよう」と。
17号のドライバーは「それは危険だ、万が一負けたら・・」といったが
19号はもう勝利を確信していた。
そしてポルシェが1.2フィニッシュを飾り
ルマン2015の勝者となった(^^)胸アツっ
優勝 ポルシェ19号
2位 ポルシェ17号
3位 アウディ7号
・
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18位 レべリオン13号
23位 レべリオン12号
・
・
日産22号は最下位ながら24時間完走を果たした。
トップのポルシェ19号と最下位の日産22号は153週差だった。
コース1周が13.626kmなので約2,085kmの差がついたことになる。
「ルマンは勝たなければ意味がない」byロッテラー
ゴール後のインタビューから
その後のドライバーやチームの様子も見ることができた。
マーク・ウェーバーは2016のルマンに還ってきたがリベンジできず
2016の12月引退を決めた。
2016年のルマンではブエミの乗るトヨタがラスト1周までトップを走っていたが
最後1周でマシントラブルにより停止となった。
日産はLMP1 プログラム終了を決め
ヤンは全日本F3選手権で活躍している。
そして私が「マジかよ!」と思ったのは
ポルシェが!!!
ロッテラーを招集したのだ(@。@;)
この後ロッテラーはポルシェから
最近ではレべリオンのドライバーとなり
ルマンでレべリオン号で3位、4位の成績を上げている。
「負けの中から勝利を学ぶ」ブエミ&祖父
このドキュメントでブエミを知り
その後ルマン2018と2019の活躍を知ってほしい。
ルマン2015で
ブエミも祖父も「マシンの速さが足りない」のはわかっていた。
でも24時間という過酷な耐久レースには
速さだけではない闘い方があることも二人はわかっていた。
「負けの中から勝利を学ぶ」ことが
2018、2019のトヨタのルマン優勝に結びついている。
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2015にラップレコードを出したロッテラーも言っている。
マシンの100%の力を出さないと最高速度は出せない。
でも101%まで踏み込んでしまうとマシントラブルや事故を引き起こす。
100%を出さねば優勝できないが
101%を出してしまうと24時間に耐えられないのだ。
興味のなかったことも知ることで世界が広がる
全然車に興味なかった。
運転なんてもっと興味なかった。
だから今までまったく何もしらなかったカーレースの世界ですが
そこには今の最先端の技術力と人の技能が集結していた。
人間が本気で1つの分野や技能を突き詰めていくと
「ここまでできる」と教えてもらったドキュメントとの出会いでした。
ホントに面白いので
超おすすめです。