リチャードが今回真面目に紹介してくれた「ジム・クラーク」
未だに破られていない優勝回数記録を持ち、世界に愛された
伝説のレースドライバーです。
この人がホントに凄いんですよ!
グラント・ツアーが
いっさいおふざけ無しで紹介してくれた(;;)
当時ジムとレースで闘ったライバルや
レースチームの仲間へのインタビューと
当時の映像を交えてじっくり
今でも歴代一・世界一のドライバーと称される天才の
ドライバー人生を見せてくれています。
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- 1968年ドイツのF2レースで32才天才ドライバーが亡くなった
- 今も破られていないジム・クラークの記録
- 人々の記憶に残る圧倒的な強さのジム・クラークの走り
- 技術者談:ジムは車に負担をかけずに乗りこなす
- 当時のジムの相棒ロータス25
- セナも世界もジム・クラークに憧れていた
- 車の歴史を覗くと数々のドラマがそこにある
1968年ドイツのF2レースで32才天才ドライバーが亡くなった
この時代は自動車レース中に事故で亡くなるドライバーは少なくなかった。
1968年、この年は彼を含め127人がレース中に命を落としている。
Racing on (レーシングオン) 2009年 02月号 [雑誌]
はっきりいってイケメンです。
そして当時のチームの技術者たちの話をきいて
「ホントにそこまで車と感覚が一体となる人いるんだ!?」
とびっくりしております。
カーレースってめちゃくちゃ
最高速で走り続けるので
レースカーへのダメージ大きいんですよ。
マシーンへのダメージあって普通です。
人も車も限界に挑みっぱなしで走ってるから。
でもジム・クラークは車を傷めることなく
最速で走り優勝してきたというのです。
今も破られていないジム・クラークの記録
ジム・クラーク 偉大なるヒーロー像 (ドライバー・プロファイル・シリーズ)
●1963年クラークは初優勝 F1ワールドチャンピオンに
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◆1965年 今も破られていない記録的な成績を叩きだす
年間63戦に出場し、31レースで優勝(表彰台に上がったのは39回)
◆グランドスラム 8回
(参考:シューマッハ5回、セナ4回)
人々の記憶に残る圧倒的な強さのジム・クラークの走り
今回のグランドツアー番組内で
当時のモノクロ映像でジム・クラークの走りを見ることができます。
これが、ホントに圧巻です。
2位に2分差つけてのゴールとかザラ。
マシントラブルがあっても
片手でハンドル、片方はトラブル対処しながらとかで
最後まで走りぬき優勝しちゃったりするんです。
カーブでもまったくスピード落とさず走ることができるのです。
更にレースのコースもサーキットだけではなく
ロードレースでも勝っちゃうんです。
さっき「記録」の方で触れましたが
今よりも移動に時間のかかった1,960年代で
1年に63戦世界各地のレースに参加するってことは
移動⇒レース⇒移動⇒レースという
過酷な生活なんです。
移動中に寝て、着いたらレースに参戦して
レース終わったらすぐに次のレースへ。
技術者談:ジムは車に負担をかけずに乗りこなす
インタビューで当時のジムに語る人々は
みんながジムの人柄と運転技術を絶賛し
「彼のような人は他にはいない」と話します。
褒めすぎやろ~と正直疑っていた私も
カーレースの技術者の話をきいて納得&驚き!
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「レース後の車を分解してみれば、どの車にジムが乗ったか誰でもわかるよ」
ジムの乗った車だけは
小さい部品ひとつひとつまで
ほとんど損傷がなかったそうです。
「ジムがテスト走行中どうも右前輪の様子がおかしいといった時があった」
ジムの言葉により技術チームで点検しても異常は見られなかったそうです。
それでも、ジムが「何かおかしい」と訴えるので
分解点検してみたところ外からはわからない
中の小さな部品が摩耗し始めていたそうです。
そのくらい車とジムの感覚は一体となっていたというのです。
当時のジムの相棒ロータス25
タミヤ 1/20 グランプリコレクションシリーズ No.44 ロータス 25 コベントリー クライマックス プラモデル 20044
見ての通りドライバーはむき出しの状態で運転となります。
ボディもスピードを出すために華奢・・・
210馬力 排気量1.5リットル これで時速290kmは出せるマシンですぞ!
今回、リチャードもこのマシンで
サーキットブッ飛ばしてるよ~現役さ。
これで時速290kmでクラッシュしたら
車ごとグシャッとするのは容易に想像できると思います。。。。
1968年のジム・クラークの最後のレース、
コースから外れた車は原型をとどめず
彼はそこから30mも離れたところで発見されたという。
首の骨が折れていたそうです。
セナも世界もジム・クラークに憧れていた
ジム・クラークは世界中のドライバーの憧れであり
今も多くの人に「世界一のドライバー」として尊敬されています。
彼の母校を訪ね「彼は憧れの存在だ」と語ってた。
彼がホントに凄いドライバーだったんだなぁと思うのは
ジム・クラークについて語るライバルや技術者の皆さんが
「会えるなら、また彼に会いたい」
「また彼とレースがしたい」
そんなことを涙ながらに語るのです(;;)
気丈な男たちが彼を想い涙ながらに(;;)
めちゃくちゃ周囲に愛されてるじゃん!
紳士で照れ屋さんで
派手なことは苦手なので
優勝パレードなどは地元の小さな町で
ひっそりとやっちゃう男なのさ。
(子供たちに夢を与えるためなんやで)
車の歴史を覗くと数々のドラマがそこにある
人々が長い歳月をかけ
- 大事にしているもの
- 大事に守っているモノ
- 大事に受け継いでいるモノ
- 愛しているモノ
知識、文化、歴史、芸術、などなど
それが「本当に価値あるもの」なんだと
以前本を読んで教えられました。
車という文化、
車という歴史も
その1つなのかもしれませんね。
ジム・クラークに思いをはせて
今日は晩酌で乾杯したいと思います。
ちなみに、
当時の映像で優勝カップにホントに酒注いで
優勝者が飲んでいるシーンが印象的でした。
本当にカップだったのか!?
と酒飲み的にも感動しました。
では、また~☆