なんてこった!私たちの脳は進化の過程で『戦争のメタファー』が
組み込まれているって言うじゃねーか?!
どうも~ことの恐ろしさに西野●ナばりに震えているプロ独女みつまるです。
人間の脳は進化の過程で
『戦争のメタファー』が仕込まれていて、
他者との不一致を戦争という観点で理解し、
行動する回路が備わっているという。
- 理性が及ばぬ速さで反射的に「戦争モード」に突入
- 全ての争いは「正しさ」に関係なく勝者と敗者を決める
- 言い争い時の脳のMRI画像でも証明された「戦争のメタファー」
- 「話し合い」を論争ではなく交渉にしよう
理性が及ばぬ速さで反射的に「戦争モード」に突入
「他者との不一致を戦争という観点で理解し、行動する回路が備わっている」
反射的に動くやないかーい!
理性の「ちょっとまってじっくり考えてみよう」がとりつく暇もないやないか!!
反射的に相手が「カチッ」とスイッチ入っちゃったら
戦争モードに突入しているという恐ろしさ。
相手は即座にこの状態です。
もう虫笛(論理)はきかないのです。
全ての争いは「正しさ」に関係なく勝者と敗者を決める
正論で相手を口撃するとき、
相手に「わからせてやる」という意識がちょっとでもあると
相手は即座に察知し「戦争モード」に入る。
自分が攻撃されたんだから当然といえば当然。
本能的に「生き残りを最優先」にしているので
「戦争モード」に入った場合は勝って生き残ることが重要になってしまう。
歴史的に見ても、人間以外の動物で見ても
闘いとは勝者と敗者を決めるものであり
「真にどっちが正しいのか」なんて関係ない。
ただただ勝者に敗者が従うだけ。
もしくは生きるか死ぬかだけ。
そして敗者は勝者に対して恨みを持つだけなのです。
言い争い時の脳のMRI画像でも証明された「戦争のメタファー」
神経科学の分野でも
言い争い時の脳のMRI画像での検証で「戦争のメタファー」が
証明されたそうです。
◆言い争い時の脳の様子
- 脳の論理性を司る部分はシャットダウンする
- かわりに攻撃性に関わる部分が活性化する
結果:言い争い時のというのは相手が話す内容を論理的処理できていない
相手に負けずに勝つことしか考えていないのです。
「話し合い」を論争ではなく交渉にしよう
私の言っていることが正しいとわかれば、相手は納得するだろう。
あまーーーーーーい!
あなたは自分の言っていることの正しさを
相手に説明するだろう。
そしてあなたの説明する「正論」を聞いても相手は納得せず
怒りや不満の見せるだろう。
あなたは怒る相手に対してこう思うはず、
『ただ説明しているだけなのに・・・』
相手が話しの通じない理解力のない人だと思うだろう。
実際私はこう思ってきた(--;)
だがここで恐ろしい指摘をされたのだ!
説明するとは、
ベールに隠された支配欲である。
あなたは相手に教えようとしているのではなく
勝利しようとしている。
「私が正しく あなたが間違っている理由はこうだ」
というこっちの心の声が相手に伝わる
残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学するより
胸が痛い。
痛いところを突かれた。
言われてみれば確かにそうなのだ。
自分が正しいと思う時、
正論を理解できない相手を見下している自分がいる。
「全ての会話は交渉である」というこの本を思い出します。
「話し合い」は論争ではなく、交渉にしましょう。
相手の感情にまず寄り添い、
相手の意見に耳を傾け
奥に潜む真の要求を掴み
お互いの利益になる方向に話を誘導しましょう。
相手が自分で考え納得しなければ
論争に勝っても損しかないです。
遺恨がのこる。
仕事でも
家庭でも
恋人とでも
友人とでも
意見が違った時は
「話し合い」を装った論争ではなく交渉しましょう。
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