はっはっはっ酒と本が好きな「考える」暇人、プロ独女みつまるです。
今日は「自信がある人ほど収入が高い」という研究結果から
リアル人生ゲームの攻略法を研究していきたいと思います。
気に入っているこの自信満々なみつまる自画像。
トランプ大統領にも似て見えるぜー。
私は個人的に「自尊心」は非常に重要だと思っています。
自尊心=自信とよく言われますが
私が幸福な人生に必要だと思う自尊心は漢字のままの意味の方です。
自尊心=自分を尊重する気持ち(自分を大事に想う気持ち)
自尊心=自分を尊敬する気持ち(自分を誇りに想う気持ち)
自尊心があるからこそ⇒自信(自分を信じる気持ち)
ですが、
一般に自信家というと
このイラストのようにちょっと傲慢さを感じるイメージありますよね(^^;)
謙虚な人の方が好かれるイメージもあるし・・・
ということで今日もいろいろな研究データや論文から「自信」の活用法を
見つけていきたいと思います。
「自己評価と収入の関係」の研究結果
- 美しい女性は4%ほど収入が高い
- ハンサムな男性は3%ほど収入が高い
- 魅力的でない女性は収入が3%ほど低く
- 魅力的でない男性は収入が22%も低い
という調査結果がでたそうです。
※残酷すぎる成功法則 9割まちがえる「その常識」を科学する より
3%、4%という数字を見ると
「なんだその程度の差かぁ」という気になりますが
年収400万円だとすれば年間12万円~16万円の差、
10年だと120万円~160万円の差ってどんどん時間と共に差額は大きくなります。
また見逃せないのは「22%」の差!
年収400万円で比べると年間88万円の差。
10年で880万円の差(@。@;))
◆この差をもたらす理由はなにか?
研究によれば「美しい外見が資産価値を直接生んでいる」わけではなく
容姿のいい人は「自信」を持つようになるので行動力が増すからだそうだ。
自信がある人ほど、より困難な課題にも挑戦するようになりチャンスを掴む。
行動力が増す=生産性があがる=収入が増える
という数学的にも科学的にも簡単で当たり前の話ですね(^^;)
自分を高く評価することは将来の成功の確率を高める
日本の文化、日本社会的には
自分を高く評価するってちょっと「恥ずかしい」イメージありますよね。
このイメージにもちゃんとした理由があるのですが、
そ個に触れる前に面白い研究・調査結果に触れたいと思います。
①マーシャル・ゴールドスミスの分析
成功者はいい意味で妄想状態にあり
彼らは自分の過去を「自分が何者で、何を成し遂げてきたかの証明」として
捉える傾向になるんですって。
つまり過去に経験した失敗も苦労も成功も
全部自分の成功に通じる「実績」として肯定的に受け止めていて
このポジティブ思考は楽観主義を増幅させ挑戦を怖れなくするため
将来の成功の確率を高めることにつながっているんだって。
羨ましいぜ!
でもね、次の調査結果を見て欲しい。
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②USニュース&ワールドレポート1000人調査結果
問い:死んだら天国に行けそうな人は誰か?
この答えになんと87%の人が「私」と回答しているのです。
ちなみにマザーテレサと答えた人は79%。
マザーテレサよりも「私」が上なんか?!
みんな超ポジティブ思考やないか~い!
みんなね超ポジティブ思考の妄想の種は持っているんですよ。
私にもあなたにも「私は死んだら天国行くわ」くらいの
なかなかの図々しさの前向き思考が備わっているのです(^^)イエイ!
自信満々が恥ずかしく思える理由:ダニング=クルーガー効果
40年以上も生きていますと色々経験するほどに
- 世の中は厳しく
- 何かに挑戦することの怖さ
- 結果をだす難しさ
- 一生懸命だけでは何者にもなれない
- すごい人はたくさんいる
こういったことを身をもってわかってくるので
「自分が誇れる何者かになる」ことのむずかしさを痛感しちゃうんですよね。
だから・・なんか自信満々な人とか
頑張っている人をバカにしている人見ると
「この人はたいしたことない人間だな」って思っちゃうんですけど
このことを研究した人たちがいたよ!
デイビット・ダニングとジャスティン・クルーガーが2012年に行った調査
その名も
「なぜ能力の低い人間は自信を素晴らしいと思い込むのか」調査
辛辣~(@。@;)
この調査研究により
能力の低いものほど自分の容姿や能力を過大評価してしまう
優越の錯覚を生み出す認知バイアスのことを
ダニング=クルーガー効果と呼ぶようになった。
◆能力の低い人の特徴
- 自分の能力の不足を認識できない
- 自分の能力がどのくらい不足しているかを認識できない
- 他者の能力を正確に認識できない
- その能力について実際に経験を積んだ後ならば自分の能力欠如を自覚できる
つまりは圧倒的な経験不足と
他人の能力を認める力のなさやないかーいっ!
ということで
我々日本人の「謙虚さの美徳」感というのも
実は成長を止めないための意識からきているようだよ。
自尊心の上手な活用法=自信と謙虚さのバランスをとる
自信があるほど挑戦してチャンスを得て成功できる、
でも自信満々で自分を過大評価していると愚者に見える。
今まで数々の研究が示す
「自分には力・能力があるという意識が及ぼす悪影響」
- 共感力を弱め、人の意見や助言をきかなくなる
- 偽善者的になり
- 他者を非人間的に扱うようになる
人間性大崩壊である。
傲慢で誰からも相手にされなくなってまう(;;)
ではどうすればいいのか?
行動するときは自信を持ち、
行動した結果は謙虚に受け止め分析しよう。
人と接する時も自分の言動には自信を、
相手には敬意と謙虚な気持ちで臨もう。
どっちも必要なら
「バランスをとる」のです。
自分を信じて挑戦し、謙虚に学ぶ
これだけ。
次回は承認欲求や他者比較による危険な「自信」から
身を守る方法について考えてみます!
では、また~☆
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