思ったより面白かった~
でも、結局は欲深き人間により破壊されていく自然を目の当たりにしたようで…
人喰いアナコンダvs人間 というよりも
欲深き人間同士の闘いと破壊される自然&アナコンダの食欲と繁殖欲という
自然の脅威の2本柱の物語だった。
映画アナコンダ2~あらすじ
ニューヨークの細胞研究所、
”風邪から癌までに効果がある成分を持つ”とされる
「不老不死の蘭」ことブラッド・オーキッドに注目が集まる!
ただ、これ以上研究進めるためにはサンプルが無く…
「7年に1度だけ咲く」この花を発見したという情報が入り
研究チームはボルネオ島に採取へ向かう。
ジャングルの奥地にあるというこの花を求め
危険を承知でボロ船で川を進みジャングルに入っていく一行。
そこで彼らを待ち受けていたのは
不死の蘭の咲く聖地に生息する恐ろしい生き物たちだった。
巨大化したヒル、猛毒のクモ、人喰いワニ、
そして超巨大化したアナコンダ…
繁殖期に入り、メスを求め数多のオスが集まるアナコンダの
繁殖場に迷い込んでしまった一行を次つぎに襲ってくるジャングルの脅威!
「不死の蘭」による新薬開発で億万長者を狙う自称リーダーのジャックと、
アナコンダに襲われ仲間に死者がでたことで
「計画中止」「救助要請」を訴える研究メンバーたちの間に不協和音が響く。
壊れたボロ船、繁殖期で腹をすかせ集まってくる
超巨大化したアナコンダたち…
彼らは無事、このジャングルから生きて帰れるのか?
※以下、ネタバレ有の感想いきます
繁殖期のアナコンダ群の蛇団子が凄い!
テレ東の午後のロードショーでみたので「吹き替え版」で視聴。
そこではこの繁殖期のアナコンダの群れを
『蛇の乱交パーティー』と表現してました(^^;)
でも、この表現がぴったりつーか、
メスを求めて数多くのオスが群がり
巨大な蛇団子をつくっている様子…めっちゃゾッとする!
アナコンダに限らす「生命の繁殖欲」のメタファーかもしれません。
そのうねりや躍動がほんとにグロいんだぜ~
欲深い人間がヅカヅカと侵入しすべてを破壊していく
話を超シンプルに考えてみると
”勝手に”聖なる密林にやってきた
不老不死の新薬で大儲けしようという研究チームにより
村は焼き払われ、不死の蘭の生息地も蛇の繁殖場も
めちゃくちゃにぶっ壊されてしまう話なのです(;;)
しかも、その不死の蘭って勝手に持ち帰ってもいいのか?
その国、その土地の人たちのモノではないのか?
など色々と先進国の拝金主義と欲深き人々に
侵略・略奪・破壊されていく世界各地を思わせる作品でもあります。
ドロドロした職場の人間関係
ドロドロした職場の人間関係が…リアルに描かれている。
チーム内での序列を巡る争い、
上司といい感じな美人助手、
そんな美人助手をビッチと呼ぶキャリア女子、
今まで支えてくれた同僚を自分の欲望のために陥れる自称リーダー、
そしてビビりでいつも騒がしいあわてん坊、
何このチーム!?
でも、まぁ「不老不死の蘭をゲットだぜ~」って空気の時は
それなりに「研究の成功」を夢見てなんとかまとまっている(^^;)
仕事、職場の人間関係ってそういうもんだよね~
ところが、アナコンダに襲われて死者がでたことで
チームは分裂していく。
最終的には自称リーダーが独断非道な「悪役」を一手に引き受け暴走!
でもそのおかげで他のメンバーは1つにまとまるの(‘v‘)
共通の敵を持つと人は一丸となるんや!
そして闘いの中で芽生える信頼と友情…(ジャンプ漫画か)
苦難の中でこそ真の信頼は生まれるのかもしれません。
サバイバル能力が覚醒していく理系メンバー
ここが見どころの1つかなと思われます。
普段はニューヨークの最先端研究所にいる
研究チームメンバーが
どんどんサバイバル能力を覚醒させていきます。
やっぱり何だかんだいって最後にモノをいうのは
サバイバル能力の高さかもしれません。
私も必要性を感じて本買っちゃったしね。
巨大化した獰猛な生物…今後増えていくかもしれないしね。
人間に生息地を追われた動物たちが、人間を襲いはじめたら…
それは人喰い獰猛生物に限らず、
人間に寄り歪んだ生態系が生む「菌」だったりするかもしれません。
”私は生きる”