えええ!! ってのが3回くらいあった映画です。
「地雷って…そんな仕組みだったけ?」という疑念が渦巻き
途中ストーリーに集中できなかった部分も…悔しいです(;;)
男2人と女1人の仲良し(?)三人組でのハイキング…からはじまります。
映画 デッド・オア・リベンジ~あらすじ
金髪美女アリシアとイケメン彼氏ダニエル、
ダニエルの親友クリスは3人でトレッキングへやってきた。
3人がトレッキングに訪れたのはジョージアの人里離れた山。
実はこの地はかつてグルジア戦争で地雷がまかれたエリアだった…
アリシアとクリスは実は一度「体の関係」をもってしまい
クリスはアリシアに本気だが、
アリシアはダニエルにプロポーズされたことで
「あれは過ちだった」とクリスを突き放す。
トレッキングを楽しみ
ちょうどいいキャンプ地を探しテントを張り夜を迎える。
カップルはテントでイチャイチャ、そんな2人を悲しげに見つめるクリス…
翌朝クリスが目覚めると
3人の荷物を漁る怪しい男に遭遇!
すぐに男に飛びかかり揉めていると
アリシアとダニエルが慌てて止めに入る。
クリスが飛びかかった男は2人の知り合いで
カメラ係りの依頼を受け遅れてやって来たデビーだった。
さっそく、3人はデビーに山での記念写真を1枚とってもらうことに。
デビーの誘導で撮影場所を動いていた時、
クリスが何かを踏んでしまう…それはこの地に残された地雷だった。
「少しでも動けば爆発する、動くな!」とデビーに言われ
身動き取れないクリスと、パニックになるアリシアたち。
デビーとダニエルは救助を呼びに行き、
残されたクリスとアリシアはこの後…
ダニエルを裏切った報いを受けることになる。
それはふたりにとって地獄の時間のはじまりだった。。。
※以下、ネタバレ有の感想・考察となります
◆「不貞の罪」からはじまる怒りと復讐の連鎖
本当にこの世は「因果の法則」で動いてるなって思える展開です。
すべてのはじまりは、
アリシアとクリスによる「ダニエルへの裏切り行為」です。
結婚し将来を共に…と思っていた彼女からの裏切り、
親友だと思っていた男友達からの裏切り、
ダニエルの心は怒りと憎しみでいっぱいで
「赦し」なんてものは消え去ってしまっていた。
クリス以外の男たちから口々に「アバズレ」と呼ばれた
アリシアの最期は「不貞の罪」への因果応報なのか…
女としての屈辱に満ちたモノでした(;;)
でもアリシアを恥辱したのは、はじまりの「不貞の罪」とは
全く関係のない通りすがりの地元の猟師だったのです。
しかし、この出会いもまた「因果の繋がり」となってしまうのです。
こうして、アリシアとクリスの「不貞の罪」から始まる
因果、復讐の連鎖は「本来関係ない第3者を巻き込み」ながら
どんどん暗黒沼へ堕ちていくのです。
◆因果の果て、復讐の果てに在るモノ
これはラストシーンの彼の表情を見て、感じて欲しい。
復讐を”倍返しだ!”
した、し終えた彼の「あの表情」がすべてを物語っています。
彼の表情+母の叫び声
復讐の念が大きくなっていくと
相手により大きな苦痛やダメージを与える為に思考は向かい
「相手の家族」をも巻き込んでいってしまう、という恐怖。
恨みは1000年に及ぶと聞きますが
本当に先代からの因果により
まったく関係のない子孫まで呪いが及んでしまう。
まさにこの復讐の果ての「最後の犠牲者」はそのひとりなのです。
正しく生きていても、愚かな近親者により
一緒に地獄に引きずり込まれてしまう…それが現実なのか。
「赦し」というのは、この復讐の連鎖を断ち切る為に必要なんですね。
「赦し」なんて、悪のやり得やん!とか思ってましたが
「赦し」とうのは罪なき人を巻き込まない為でもあり
人生を「復讐」にささげ犠牲にしないためなんですな。
◆「地雷ってこんな仕組みだったけ?」
地雷を踏んで、身動き取れなくなったクリス。
この「動けない」状況により悲劇がどんどん大きくなっていったわけです。
しかし、私の頭の中では
「地雷ってこんな仕組みだったけ?」という思いがモヤモヤ。
踏む=即爆発 じゃね?
脳内で必死にあの映画のことを思い出していたのでした。
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この私の疑念は、作中の思わぬ人物により晴らされることに(悔しいです)
しかし…あのエロじじぃの妻娘は綺麗だったなぁ…なぜや!?