プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【映画】デッド・ノート~感想:赦しより天罰~真夜中に悪人はその罪の代償を血で払うことになる

デッド・ノート(字幕版)

謎のじじぃがめちゃくちゃかっこいい!!

自分が男だったらこんな男に生まれたかったという激渋イケ俳優☆

話も雰囲気もイイ、おすすめの映画です。

 

 

なんでこんな「デスノート」風の邦題にしたのか謎??

原題「LET US PREY」に意味と仕掛けが込められているから

そのままでもよかったような…

 

デッド・ノート(字幕版)

デッド・ノート(字幕版)

  • 発売日: 2019/08/01
  • メディア: Prime Video
 

 このポスタービジュアルと本編の印象もあっていないのです…

こんなにダーク”ファンタジー”調ではないのだ(^^;)

北欧ホラー系が好きならきっと気に入る雰囲気の作品ですぞ

 

 

映画デッド・ノート~あらすじ

幼い頃の辛い経験から

強い志をもって悪と戦うため警官になったレイチェル

 

新人警官として初勤務の日から夜勤となり

彼女はとんでもない一夜を過ごすことに…

 

初勤務で署に向かう途中に

レイチェルの目の前で謎の男が車にはねられ姿を消した。

車のフロントガラスはひび割れ、ライトには血がついている。

運転手を逮捕し署に連行。

 

マクレディ巡査部長に引き渡すが

「被害者がいなければ犯罪にならない」と面倒事を持ちこんだ新人にイライラ。

 

その頃、夜の巡回中にパトカーの中で

情事にふけるワーノック巡査とマンディ巡査に

レイチェルが見たという被害者を探すよう指示が出される。

 

「やれやれ」とやる気のある新人に呆れ顔の2人は

ケガをした老人を見つけ署に連れ帰るのだった。

 

この老人こそ、車にはねられたあの男だった。

しゃべらず、所持品は多数の名前が書かれた小さなメモ帳のみ。

 

この男が現れてから

署の地下牢に拘束されていた者たちと

署の警察官たちに奇妙な出来事が立て続けに起こり

次々と奇妙な死を遂げていく。

 

レイチェルはあの不気味な男が気になり、

所持していたノートに書かれた名前を調べると

皆亡くなっていることを知る。

 

この一夜でレイチェルはとんでもない地獄を経験し

彼女の人生は思いもよらぬ展開を迎える。

 

あの不気味な男は何者なのか?

あのノートに名前を書かれた者たちの共通点とは?

この街、この署に漂う異様な雰囲気の正体とは?

 

※ここからはネタバレ有の感想&考察となります

 

「世の中は悪でいっぱいだ」

マクレディ巡査部長が云うように

「世の中は悪でいっぱいだ」ということを

この映画は狂気と血と共に描きだしている。

 

そもそもこの街の悪と戦う側である街の警察署の

巡査たちが裏でもの凄い極悪人なのだ。

 

地下牢にいる連中も極悪人ばかりで

レイチェル以外みんな悪人という絶望的な世界なのだ。

悪人達は皆、自分の犯した罪をかくし平然とした顔で生活している。

 

かなりぶっ壊れた狂気のマクレディ巡査部長は

悪魔の心でゴルゴダの谷に向かうキリストを模したような姿で

暴れながらこう言い放つ

「救済ではなく天罰を」

 

人々の罪を暴きに来た謎の男の正体とは?

はっきりと「何者」とは表現されていないので

ここからは私の考察です。

 

謎の男の気になる発言

「罪は血で償われる」

「血と復讐 汗と熱気…匂いでわかる」

「真夜中となり悪人はその罪の代償を払う 私が集める役だ」

 

他にも自分が何ものなのかレイチェルにだけ語るシーンがある。

それらと彼の不思議な能力を総合して考えると

その正体は

「元は天界で見守る神か天使だったが、悪人を放置しておけず

神々の赦しの姿勢に異をとなえ悪に罰しようとしたことで

天界を追放されたプレデター(狩人)」

ということになる。

つまりは「死神」なのだ。

堕天使となり悪人に死の罰を与える死神になったようだ。

 

んで、この男とレイチェルの関係が興味深いのです。

 

死神に愛されしレイチェルの正体

謎の男=死神が

「自分は天を追放された身でレイチェルも同じだ」と言っていた。

それにレイチェルのことも「被害者ではなくもっと尊く偉大な存在」だと。

 

動揺するレイチェルに

「君はプレデター(狩人)だ」とも言ってた。

 

レイチェルもまた元は天界にいた神か天使なんだろう。

彼女もまた下界の悪に苦しむ人間をただ見守ることができず

人間として下界に降りてきてしまったようだ。

だが人間として下界に転生した彼女を地上の悪が滅多打ちにする。

 

そんな彼女を救うために

謎の男は拉致監禁暴力に苦しむ少女レイチェルの前に現れた。

彼が死神になったのはレイチェルを救うために

下界におり干渉したためだとBBAは考えている。

 

悪を憎むレイチェルに死神は

「地上を歩くあらゆる悪人の魂を(君に)渡そう、君は復習し、私は魂を焼く」

と誓いをたてていた。

 

LET US PRAY⇒LET US PREY

地下牢にいる先生が

「物語には2つの面がある」と言ってた。

 

この作品の原題:LET US PREY こそ

LET US PRAYの裏側=神(旧約聖書)の2面性を示している。

 

作中にも「敬虔なキリスト教徒」という言葉が何度か出てくる。

Let us pray.(祈りましょう)と神に祈る人々は救いを求めながら

理不尽な世を嘆き悲しみ、実は悪への天罰を望んでいる。

だって人間だもの…

 

神の赦しとは「赦す=無視だ」と死神が云ったように

偉大な神は善人がどんなに悪人に血と汗を搾り取られても

ただ観ているだけだ、観察者に徹っしている。

神の基本姿勢が「赦し」だからだろう。

 

でも人間は神に憧れながらも

善人は「悪を憎む」ものなのだ。

悪が滅びること、悪人への神の制裁を望んでいる。

だって人間だもの…

 

だから、LET US PRAY⇔LET US PREYで表裏一体

神に祈ると同時に死神に悪の捕食も願っているということを描いたのかなぁと。

 

悪人を憎む死神もやはり「神」なんですよね。

 

真夜中に裁かれる「悪人」たちの特徴

特徴というよりも死神の手帳に名前が書かれる悪人の定義かな?

死神の言葉によると

  • 自らの正義をかざした姦通者や裏切り者ども
  • 偽善者
  • 変質者
  • 臆病で凶暴なる者
  • チャンスを与えられたのに生かす勇気がなかった罪人

ということらしい。

でもホントに巡査官たちが胸糞なんすよ。

彼らのかざす正義と都合のいい主張

「目撃者がいなければ犯罪もない」

これに類似でBBAが思うこの世の「不条理」を生み出しているものは

これではないかと

「法に反してなければ、犯罪ではない」

(法で規制がないなら、何しても許される)というずる賢い悪人達の解釈

いつしか法は悪人を守る盾になってしまった。

 

「法に反していなくとも、法の精神に反すれば犯罪」

このニューヨークの記者の言葉こそ法ではないだろうか。

 

神を頼らずとも 道理の通った世の中に人間ができる!

ことを願って。

 

BBAの注目点:手帳に書かれた記号と天体図

デッド・ノートに書かれていた内容とは、

実は「名前」だけではない。

 

記号や天体図もメモ書きされていた。

ここが非常に興味深いのです。

 

古代文明も江戸時代の学問でも「天体・天文学」は

かなり重要視されていたことと繋がっている気がします。

 

天界・神々の力って宇宙にあるんでしょうね。

面白~い。

記号ってのは情報を詰め込んだサインですからね。

しかも形は何らかの意図的作用を引き起こすものですしね。

 

星々の動きや関係がどんな力を及ぼしているのでしょうか?

浪漫やで~

 

暗号・記号・自然がつくる形

幾何学は自然がつくる造詣から自然法則を見つけるために発展したと小耳にはさみ

形の中にある数式や法則性にゾクゾクしている私です。

アマテラスの暗号 〈歴史ミステリー小説〉
 

 

では、また~☆

 

 

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