プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

独女と金特別編【データ化された金と人の欲と幻想】650億ドルの巨額金融詐欺が「ねずみ講」だった!

お題「最近知った言葉」

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バーナード・マドフ事件に学ぶ

謎の儲け話がネット社会の広がりで花盛りの現代を「我々はどう生きるか?」

考えていきましょう!

「考える」ことが趣味の暇人プロ独女みつまるが

その仕組みを考察してみたよってお話です。

 

 

きっかけはこの映画

 

 

実際に起きた

アメリカ社会を震撼させた巨額金融詐欺事件をほぼ忠実に再現していると

思われるドラマ映画です。

 

 本も出ているのに

日本ではさほど話題にされなかったことが逆に怖すぎる・・・ほどの大事件です。

 

バーナード・マドフ事件 アメリカ巨大金融詐欺の全容

バーナード・マドフ事件 アメリカ巨大金融詐欺の全容

 

 

だいたいこの事件の被害者(投資してた人)には有名日本企業も多数。

なのに日本で報道されないという謎(?-?)

2008年12月に日本でも大騒ぎになっておかしくなかったのに。

不都合なことが多いのかしら?

 

 

映画を見ての感想はこちら

 

dokujyolife.hatenablog.jp

 

 

史上最大級の金融詐欺で消えたお金が650億ドルよ!

ここまでの巨額な金をどうやって集めて

16年間も家族含め人をだまし続けられたのでしょうか?

って興味わくでしょ。

 

 

 

 

650億ドルの巨額金融詐欺の仕組みは「ねずみ構」

 

バーナード・マドフ事件の場合

正確にはポンジスキームという高配当をうたう投資詐欺です。

実際は集めた金を投資で運用せず

配当に回していたわけです。

 

書類や偽装工作で

預かった資金を運用し利益を上げ続けているように

数字上見せていただけ。

 

ドラマ映画では「ねずみ講」と訳されて字幕で表示されていました。

 

詳しくはこちらの方の解説がとてもわかりやすかったです。

 

blog.livedoor.jp

 

30年間も人々を騙し続けたとも言われるバーナード・マドフですが

実際に投資で集めた金を運用せず「偽装」しはじめたのは事件で逮捕される

16年前からのようです。

 

それまでは実際に投資していたが

あるとき損失が大きくなった時に

書類やデータの改ざん、偽造をはじめ

ごまかし始めたことがきっかけのようです。

 ※ドラマ映画ではバーニーはこう言ってた

 

 

データ化された金と流れる現金

 

銀行とかって

分厚くでかい扉の金庫質の中に何が入っているかといえば

出納係りが店頭で扱うちょっとばかりの現金と

あとは膨大な書類やデータなんですよね。

 

つまり「お金」てだいぶ前からデータ上の数字なわけです。

送金や引き出し、入金で数字が動くわけです。

 

実際に流通している現金よりも

現金で流通していない「お金」がいかに多く巨額かは想像できると思います。

 

 

世の中の人々が

「自分のお金や金融資産」と思っているモノが

現金よりも圧倒的に多くがデータ上に在るわけです。

 

 

ここ!

ここがポイントなんですよ。

実際に人が現金で動かす金額さえ

何とか供給できればいいわけ。

人々は気がつかないし、

人とモノの流れに何の支障もないわけです。

 

 

データ化された金と人の欲と幻想はどこまでも膨らむ

 

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大富豪投資家がささやく儲け話

 

バーナード・マドラ事件の場合は

彼自身がアメリカでも有数の証券会社の会長であり

ナスダックを創設し近代市場をつくりだしたことや

国際決済機関の元会長

全米証券業協会の元会長

など数多くの金融業界での方肩書や知名度や影響力によって

「信頼にたる人物」と思われていたことが大きいのです。

 

 

だって「ねずみ講」なんて絶対に破たんするのわかってるもの。

ただし、新規参加者と莫大な金を集め続けられる間は

なんとか維持できる。

「配当」を配るだけならね。

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夢のような高配当をうたう投資案件

普通だったらどう見ても怪しいのです。

年利3%~5%で運用できても優秀ではないでしょうか?

しかも負けなしでですよ。

 

年利10%で30年間常勝ってのは普通に考えたら「おかしい」って疑うはず。

 

ただね、

はじめは投資家としてちゃんと実務をはたしていたものが

自分のでかくなり過ぎた名前と信用で

どんどん「お金を託したい」という人が寄ってきちゃうわけです。

 

 

 

 

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実際は投資運用しないわけです。

顧客に見せる書類だけうまく数字を合わせて偽造・ねつ造するわけです。

 

小者がやれば数年で破たんするところを

知名度と影響力で勝手に信用され16年間もまったく投資運用せず

最後詐欺がばれる頃には数千人規模の人から650億ドルの金を集めたわけです。

 

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年利10%で託した資産が増えるわけですから

そのまま資産を預けっぱなしの人が多くなるので余計に

みんなが「増え続ける」と思っている間はバレにくくなります。

 

 

ぜ~んぶ幻想だったのです。

実際には「増え続ける」どころか「消え続けていた」わけです。

 

 

もちろん、投資家の中には

バーナード・マドフのことを「おかしい」「怪しい」という人たちも

いましたが結局はみんな彼の肩書や知名度、実際に富豪としての暮らしぶり

から彼を信じてしまうわけです。

 

本当はおかしいと思いつつも投資した人たちは

自分の資産が毎年10%づづ増え続けているという状況を

失いたくなかったのかも。

 

 

動き続ける市場経済からの一撃により詐欺も幻想も砕かれる

 

 

サブプライムローンの破たん、リーマンショックによる

金融危機

払い戻し、投じた資金の引き揚げ依頼が殺到し

ついにバーナード・マドフねずみ講は破たんするのです。

 

 

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みんなの欲と希望で膨らんでいた幻想データ上の金は

現金にできませんからね。

 

みんながそこにあると思っている間は「そこ」にあるだけ。

 

経済は実際に動く人のエネルギーでできていますからね。

パソコン上の数字ではないのです。

経済の本体はデータ上の数字ではないのです。

そしてつながっていて流れていて変化している。

 

 

詐欺師や無限連鎖勧誘で溢れる今をどう生きるか?

 

ネットでもリアルでも

謎の「儲け話」で溢れています。

そして詐欺師や勧誘してくる人も溢れています。

 

高いスーツに身を包み

おしゃれで知識豊富みたいな詐欺師多いよ。

心理的に「YES」を引き出すためにストライプのスーツとか

わざと着ている奴とかね。

 

女性でも男性でも派手に成功者や高収入ぶってたらご注意を。

怪しい儲け話関係者の可能性大。

 

では、騙されないためにはどうしたらいいのか?

話している人ではなく

「話している内容」をきちんと精査しましょう。

その話は物理的に破たんしていないか?

その話は経済的におかしなことはないか?

その話に違和感はないか?

 

判断基準としては

科学と数学で仕組みを説明できないモノや

論理的な納得までいかないモノは全部信じなくていい。

 

ねずみ講マルチ商法や高額投資勧誘の

下っ端の人はその上の人の話をマルっとコピーしているだけで

実はよく理解していないことが多い。

そのほとんどが心理誘導的なもので精神論的な話や

イメージだけ膨らますものが多い。

 

バーナード・マドフの事件は

人が何を信じ、どうやって動いているか

を思い知らされましたね。

あと金の巨大な力!

 

私たちが信じているモノは

8割は幻想かもしれない。

確実に自分が信じられるもの集めしておこっと。

 

 

では、また~☆

 

 

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