人気ゲーム「DEAD by DAYLIGHT」を実写にした感じって聞いたので
この話題のゲームの内容に興味はあるけど、恐くて手を出せなかった私は
「こりゃーDbDの世界を覗くチャンスや!」と飛びついた…
キラー1人vsサバイバー4人という構図ではなく
ちょっと捻りが加わって8vs8の命がけのサバイバルゲームです。
⇓
たぶんこの映画は「復讐の女神の覚醒編」だと思われる。
非情に残忍な惨殺シーンが多いので
そういったのが苦手な方はご注意ください。
(大量に血が飛び、体がねじ切られたり、頭がふっ飛んだりする)
- 映画 フューリーズ 復讐の女神~あらすじ
- ケイラが突きとめた「美女と野獣」ゲームの仕組み
- 仲間を助けるケイラに「復讐の女神」がほほ笑む
- 目覚める「復讐の女神」たち
- お金があれば何でもできる富裕層の悪趣味な娯楽
- このゲームは全ての者に「犠牲」を強いる
- BBAの目線:ケイラの記憶障害
映画 フューリーズ 復讐の女神~あらすじ
※映画の始まりから気味の悪い怪音が響いている…
高校卒業間近の優等生ケイラと親友のマディ
強い女性マディは小学4年の頃から
気弱で意識障害の持病があるケイラをいじめっこ達から守り助けてきた。
ある夜、マディはスプレーで高架下の壁に
「男優位な社会なんてクソ喰らえ!」と書き
ケイラにも叫びたい事を書くようにスプレー缶を渡す。
「そんなことしたくない」とルールを守るいい子ちゃんのケイラにマディはイライラ。
卒業後の進路のことでも大学進学するケイラと進学できない自分の境遇にイライラ。
ふたりは口論になり、ケイラはマディに
「負け犬より、弱虫の方がマシ!」と言ってしまう。。
その後、ふたりはケンカ別れのまま解散、帰路に。
ところが別れたばかりのマディの叫び声を聞き、
ケイラはマディが向かった方向に探しに行くのだが…
何者かに連れ去れててしまう。
手術室で手術台に寝かされ
左目に何かされている夢…から覚めると
そこは棺のような箱の中だった。
箱の中に激しい怪音が響き渡り
不快な音に気が狂いそうになり
箱をなんとか破って外に飛び出したケイラ。
気がつけばそこは森の中で
自分が入れられていた黒い箱いは「BEAUTY 08」と書かれていた…
状況に混乱するケイラの前に同じ年くらいの少女が2人現れた。
2人は慌てており、何かから逃げているようだった。。
2人話している最中、ケイラは記憶障害の発作で倒れてしまう。
その時、ケイラはこの森の別の場所でのヴィジョンを見た…
いつもの幻覚とは少し違って…デジタル映像の乱れに違和感を感じる。
意識が戻ると、少女のひとりは消え
もう一人が側に。
ホッとしたのもつかの間、
奇妙なマスクを被った血に塗れた武器をもった殺人鬼が彼女たちの前に現れた。
そして、ここからケイラは状況がつかめぬまま
BEAUTY & BEASTの殺人ゲームに巻き込まれていく。
マディを探しながら森を進むうちに
同じように森を逃げ惑う女性達やキラーに遭遇し
だんだんとこのゲームの秘密を明かしていくケイラ。
マディを見つけ、生きてここから出る為
ケイラはキラーと闘うことを決意。
ケイラはこの戦いの中で大事な2つのモノを失う。
この「美女8人と野獣8人のサバイバルゲーム」が終わる時
生き残っている1人とは…
この残酷なゲームを支配しているのは一体誰なのか?
※以下はネタバレを大いに含む感想となります
ケイラが突きとめた「美女と野獣」ゲームの仕組み
ケイラがマディを探し、森を進みながら気が付いた
この殺人ゲームの設定
- 参加者はみなある日突然拉致され、この森に連れてこられる
- 美女も野獣側も黒い箱に入れられてこの森で目覚める
- 美女と野獣にはそれぞれ番号がつけられている
- 野獣は美女を殺そうと追いかける
- 美女と野獣はそれぞれ同じ番号でペアになっており
- ペアの美女が殺されると野獣のマスクに覆われた頭部がふっ飛ぶ仕掛け
- ペアの野獣が死んでも美女は死なない
- このゲームエリアは人気のない広大な私有地のようで、逃げ出せないように装置が仕掛けられている
- 参加者の左目に手がカメラが埋め込まれており誰かに監視されている
そして、このゲームの参加者は殺人鬼役の野獣たちも
「強制的に参加させられた被害者」であるらしく…
自分たちをこんな目にあわせた犯人は、参加者の目に埋め込んだカメラにより
遠くからこの状況を眺め楽しんでいる奴らだとケイラは気付く。
仲間を助けるケイラに「復讐の女神」がほほ笑む
このタイトルにもある「フューリーズ(復讐の女神)」が
思わぬ形で登場!
ケイラが必死に助けた重傷の少女が
ケイラに「魔術を信じる?」と聞き、
うなずく彼女の頬に触れながら
『あなたに復讐の女神の加護を』と唱える。
実はこのゲームはルールを把握すると
美女同士も敵となり殺しあうことになる。
武器を持つ野獣を殺すよりも、
美女を始末する方が危険が少ないからだ。
必死になって見ず知らずの女性を助けるケイラは
もしかしたらこの時、このゲームで無念の死を遂げた無数の女性達の
魂を引き受けたのかもしれない。
その後ケイラは、ここに来る前の「弱虫」な姿とは別人になる。
目覚める「復讐の女神」たち
フューリーズ=復讐の女神たち
神話の復讐の女神からきているそうで「怒り」を表す言葉でもある。
- アレークトー(止まない者)
- ティーシポネー(殺戮の復讐者)
- メガイラ(嫉妬する者)
この3女神を「復讐の女神たち」と呼ぶようです。
これを知ってからポスターを見ると
⇓
3人の女神が怒りに満ちた表情でにらんでいるのだ!
嫉妬する者は、パッツン前髪のアジア系:ローズで間違いない。
母の教育方針で学校に行かせてもらえず、自宅学習で家から出ない生活のため
同世代の友達に触れたことがない中でケイラに強い友愛を持ってしまった彼女…
後半で「嫉妬」が爆発します(^^;)
止まない者と殺戮の復讐者はケイラ+マディ。
最後まで見ると、こう表現した理由がわかるはず。
復讐の女神3人が覚醒したところで
映画が終わってしまうので
たぶん続編があるはず。
⇓
どうやらドラマ化が決まっているようなので
女神たちの復讐編がはじまる予感!
お金があれば何でもできる富裕層の悪趣味な娯楽
ウェストワールドしかり、ホステルしかり、
こういった富裕層の悪趣味な娯楽を描いた映像作品多いですよね。
「痛み」「苦痛」「絶望」を人に与えるのが好きで
苦しむ姿を見るのが好きで
大量の血を流させるのが好きで
身体が切裂かれるのを見るのが好き
上品に着飾っても、心は下品なのだ。
「狩り」こそ本能を刺激する快楽で娯楽なのでしょうか?
そして、リアルな殺し合いをもショーとして楽しむ
この映画の富裕層たち…しかも凄い技術力と財力。
美女たちでさえ「左目と左脳」をいじられているので
野獣側がどんな手術で改造をされたのか考えるとホントに酷い!
このゲームは全ての者に「犠牲」を強いる
このゲームは全ての者に犠牲を強いる恐ろしいゲーム。
ケイラも「マディを助ける為」に
このゲームの中で野獣だけではなく、美女も殺しています。
美女殺しに至ってはアクシデントによる殺害もあれば
「わざと見殺し」によるものもある。
このゲームに参加させられたことで
ケイラは多くのモノを失い犠牲を払っている。
命を犠牲にする者もあれば
正義や良心、倫理観を犠牲にした者もいる。
そして、最後に犠牲を払うべき者たちのところに
復讐の女神たちが舞い降りる。
これからこのゲームの観覧者狩りがはじまる…
BBAの目線:ケイラの記憶障害
ケイラの記憶障害が
彼女に優位に働いたことに感心した。
どうやら思考と意識が短時間完全に停止・沈黙するようで
そのために左目と左脳の奥をいじられてからは
意識障害の発作時に左目に埋め込まれた装置を介して
別の参加者の映像を見られるようになっている。
自我が停止するだけで、まったく違う情報にアクセスできるんだなぁ。
そして、左目を捨てたことで
右脳の眠れる脳力がグン!と強くなり…肉体を失ったマディの姿が見えるまでに。
もしかしたら、
本作中にも「魔術」できたので
もっとすごい能力が目覚めているかもしれません。
1人目の少女がキラーに斧で顔を削ぎ取られているシーンを見て
やっぱりゲームとはいえ「DbD」はやめておこうと思いました。
ホラー好きだけどゲーム下手なんでボコボコにやられてストレスになるので。