悪人顔で武骨なため、機内の乗客たちから
「お前が犯人じゃね？」と疑われ続ける航空保安官を
リーアム・ニーソンが見事に演じております。
ハリウッドらしい推理アクション・エンタメ映画になってるので
ワクワクどきどきと最後のすっきり感はさすがです。
映画フライト・ゲーム～あらすじ
ＮＹ発ロンドン行きの飛行機に警備のため
乗客を装って乗り込む航空保安官ビル・マークス。
ビジネスクラスに乗りこむと
空港で「どうしても窓側の席にして」と騒いでいた女性が隣だった。
社交的に声をかけてくる彼女にビルは少し会話をしたものの
「もう寝るよ」と深夜の機内で静かに過ごそうとするのだが…
ビルの仕事用の携帯にメッセージが届く。
「指定された口座に1億5000万ドル送金しければ、
20分毎に機内の人間を１人づつ殺していく」
この携帯は航空保安官が任務を遂行する為の専用回線であり
一般人がアクセスできないはずなのに…不審に思うビル。
そうこうしている内に
２０分がたち意外なところから第一犠牲者が出てしまう。
これは悪戯ではないと判断したビルは
乗客を拘束し、荷物や携帯を調べるが
手がかりは見つからない…
次の犠牲者が出る前に、なんとかしようと
保安局と連絡を取り合い捜査を進めるビル。
乗客名簿を調べた保安局は「全員問題ない」とし、
更に「犯人が送金先に指定した口座がビル名義だ」と判明し
保安局も上司もビルが犯人ではないかと疑いはじめる。
ビルはかつて優秀な保安官だったが
ある出来事が原因で心に深く傷を負い、酒浸りのアルコール依存になり治療中
それに非社交的なため同僚たちからの評判もよくはなかったからだ…
乗客に気をとられている中
第二の犠牲者が出てしまう…機長が毒に倒れて死んでしまう。
密室の操縦室で機長が狙われるなんて…
焦るビルの捜査は、乗客に十分な説明もなしに
どんどん強引・乱暴になっていってしまい
乗客たちから反感をかってしまう。。。
乗客たちからもビルがハイジャック犯ではないかと疑われはじめ
機内に不穏な空気が漂う…
更に乗客のひとりが機内の様子をスマホで動画撮影し
ネットに流したことで
大きくニュースで取り上げられ
ビルは世間からも「犯人」と思われてしまう事態に。
大西洋上空を飛ぶ旅客機という密室の中
犯人の姿は見えず、犠牲者だけが次々と。。
更に犯人は機内に爆弾も持ちこんでおり
一刻の猶予もない事態にビルと乗客たちを追いこんでいく。
犯人は誰なのか？
なぜこのフライトが狙われたのか？
どうしてビルを知っていたのか？
犯人の目的は本当に金なのか？
無愛想で悪人顔の孤独な航空保安官ビル
96時間/レクイエム エクステンデッド・エディション (字幕版)
96時間でも大活躍のリーアム・ニーソンが
愛想ゼロ、悪人顔の孤独な航空保安官を見事に演じております。
悪人顔っていうか、常に表情が暗めで無愛想なだけね。
でも行動も荒いため初対面の印象は悪めかも（＾＾；）
そのため、機内の乗客たちも彼を疑ってしまうのだ…（；；）
娘を亡くし、妻とは離婚
このことから彼は酒浸りとなり、タバコもヘビースモーカーに。
でも今も娘の写真を大事に持っている、パパなのだ。
だから、この便に1人で乗ってる幼い少女を気にかけている。
少女には優しく接する姿を見せる。
任務の為に、抵抗するジャックを思わず仕留めてしまう姿と
乗客を守るために必死に奔走する姿と
だんだんと乗客をまとめ、的確な指示を出して「最悪」を避ける姿と
ビルの奥深さを感じることができる。
クセが強く、疑わしい乗客がたくさんいる！
私は、はじめＣＡの美女を疑っていた。
ずーっと疑っていた。
それにビルの後ろで
夜の照明を落とした機内で「おっぱじめた」カップルも疑っていた。
毛布で見えなかったけど、ギャルの相手がおっさんだったと判明した時
更に疑いを強くした。
他にも怪しくて、クセの強い乗客がたくさんいるのだ。
誰が犯人なのか…どんどん疑わしい人物が増えていく。
一番怖かったシーン～パニックになっても人間は金で動く
乗客が機長の死を知り
ビルが犯人ではと騒ぎだし
機内が騒然、パニック状態に。
こんなことしている間にも
「20分に1人ずつ犠牲者が出てしまう」為
ビルがとっさにパニックを鎮めるためにとった行動は
⇓
「航空運賃をタダにします。捜査に協力してくれた方は
今後、国際便の運賃をタダにします」
と、大声で乗客に語りかける。
そうすると、なんと！
乗客たちは一瞬で静かになり捜査に協力的に…
ここ、一番怖かった！
世の中、こういうことだぞっ
人は信用でき無くとも、金は信用できるってか!?
私は勝手に「ビル、そんな大口たたいて大丈夫なのか？」
と心配したのですが
映画を観終ってみると
『あのフライト経験したら、もう二度と飛行機乗らないわ、特に長距離』
って思ったんで、大丈夫みたいです（＾＾；）
爆弾もね、爆発しちゃうんだよ…
自分も機内の乗客になった気分で
ハラハラできる映画です。
では、また～☆
