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【映画】ゼロの未来~感想:コンピューターに支配された世界で虚無を抱えて生きる

ゼロの未来(字幕版)

映像の造りがすごい、フィルム映画のように

どこを切り取ってもそのシーンの1カットが

アート写真になる感じ(^^)

 

 

「人生の目的」「生きる意味」「生きる喜び」を求めてる人

「特別な存在になりたくて、でもなれなくて」もがいている人

そんな人に向けた監督のメッセージが込められた作品

 

 

 

映画ゼロの未来~あらすじ

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近未来のロンドン

世界はマンコム社のコンピューターに支配されていた。

 

広告だらけのいびつな街が広がっている。

音も色も何もかもが五感をやかましく追い立ててくる

かましい広告に占領された街では

歴史ある建物も落書きだらけにされていた。

 

情報あるれる社会で「あなたに最適な提案を」と謳う

世界企業「マルコム社」

そこで働く凄腕のプログラマーにして

天才的解析能力を持つコーエン・レス(主人公)

 

彼は忙しく働く毎日の中で「1つ不安」を感じていた。

かつて1度かかってきた「神からの電話」を今も待っており

会社にいる間にその電話がかかってきたら…チャンスを逃してしまう。

そのため、会社には自宅勤務を申請しているがなかなか通らない。

 

そんな中、上司に訴え「マネージメント(社長)」に会えるという

パーティーに参加するが…不思議な存在であるマネージメントは

まるで陽炎のよう。

 

だが、ここでコーエンの要望が叶えられるチャンスがやってくる。

マネージメントから「極秘任務・ゼロの定理の証明」を言い渡される。

その任務に就くなら自宅勤務を認めるというのだ。

 

会社とカウンセラーに監視されながら

ひたすら「ゼロの定理」に挑むコーエンだが

なかなか思うように進まない。

 

そんな中、パーティーで出会った美女

ベインズリーがコーエンの元にやってくる。

会社からの依頼で手伝いにきたという彼女…

最初は拒否していたがだんだんとコーエンは彼女に惹かれていく。

 

彼女に渡された特殊なスーツを着て

コンピューターに接続すると

直接感覚が電脳世界に繋がるり、

ふたりは自分たちが望む可能空間でデートを重ねる。

 

彼女との出会いでコーエンの禁欲的生活に変化が…

また、進まない「ゼロの定理の証明」任務に対し

マネージメントの息子である天才プログラマー少年が

コーエンの家にやってくる。

 

少年はコーエンを含めすべてはマネージメントの「ツールにすぎない」という。

頻繁に会う内に友情にも似たものがふたりの間に生まれ

少年は「もっと人生を楽しめ」とコーエンを外に連れ出す。

 

変化が起きはじめたコーエンに神からの電話はかかってくるのか?

また、ゼロの定理の証明は完成するのか?

マルコム社は何のために「ゼロの定理の証明」を必要としているのか?

 

とんでもない、支配のカラクリが明らかになる…

 

※以下、ネタバレ有の感想&考察いきます

 

広告で溢れた街は「秋葉原」がモデル!?

テリー・ギリアム監督のインタビューを読むと

どうやら映画内の「広告で溢れたいびつな街」は

監督が来日して衝撃を受けた街:秋葉原が投影されているようです。

 

確かに、東京感あるんですよね。

新宿や渋谷がモデルかと思ってました(^^;)

 

歴史ある建物が落書きで汚されていく姿は

「歴史的な伝統文化をどんどん捨てていく日本」ってことなのかぁ

グサッとくるし、悲しいわぁ(指摘が図星で痛い)

 

世界を支配する企業:マンコム社とマネージメントの狙い

いろいろと印象的なこの映画ですが

マンコム社のCMやマネージメント(社長)の言葉が

いちいち強烈です。

 

神ではなく、今の私たちの世界って

拝金主義、経済に支配されてますよね。

世界的な巨大企業にコンピューターやネットワークを通して

個人はその思考や脳内まで監視され丸裸にされている。

 

そして不安や欲を煽られ、労働と消費に向かわされる。

 

◆印象深いマンコム社のCM

”私たちは混沌した世界で生きている

選択肢はありすぎ、時間は少なすぎる”

「だから、私たちマンコム社のスーパーコンピューターがあなたに最適な提案をお届けします」

っていうんですよ。

 

でも、この「混沌とした世界」「情報はあふれ、思考する時間が無い世界」を

つくり出したのはマンコム社であるという恐怖!!

 

更にマネージメントの言葉がイチイチ強烈です(^^;)

 

「ゼロの定理の証明」とは何だったのか?

たぶん、これからまた「創りかえる世界」へのテストっぽい。

世界を支配する企業の本音というのは

『どれだけ人々をバカにするか』を追求しているようだ。

 

だから、かなり堕落した人間が増えた世界では

コーエンのような人間を壊すことが次の世界へのつくり変えの鍵なんだろう。

 

欲や快楽に背を向け、禁欲的に生き、

人生の目的を求め神の声を待つコーエン。

真面目で勤勉な彼を観察・実験することでデータを取りたかっただけかなぁ。

 

「なぜ、無を証明したがる」と迫るコーエンに

マネージメントはすごい返しをする。

彼は”ビジネス”をしている、哲学や神などどうでもいいのだ。

彼はビジネスに”無”はないという。

「ゼロの定理の証明の完成」が目的ではなく

「ゼロの定理の証明」という混沌の種を世界に植え

その混沌が世界を呑みこむ為に実験していたのだ。

 

◆背筋が凍るマネージメントの言葉(企業家の本音)

”終末は混沌、始まりと同じように

無秩序とは、すなわち商機だ、金になる。

カオスには豊かな金脈が眠る。

マンコムはそれらを採掘して儲けるのだ”

 

ストレートすぎるだろ~(あんたは鬼や、正直でもある)

 

ラストのマネージメントとコーエンの意識世界

ラストの二人の対峙シーン

私はそもそもマネージメントも息子も

マンコム社の中枢である巨大コンピュータ

ニュートラル・ネット・マンクライブ”が創った

ホログラムだと思っている。

 

もしかしたらコーエンもかなぁ

でも、私が見た感じではコーエンは

ラストの対峙前にスーツのエラーでふっ飛ばされて

たぶん亡くなっている。

だからこそ意識があの空間に行けたんだろう。

 

でも、あの巨大コンピュータ空間も

ただただコーエンの世界の一部で

私たちが見ていた世界ってのは結局は「コーエンの世界」だけだったのかも。

 

コーエンがずっと自分のことを「us」と呼んでいたのは

コーエンと「観客である私」のことだったのかもしれない。

 

なぜなら、結局はコーエンが1人で自分の理想の世界に行ってしまったのと

コーエンが壊したキリスト像の頭部がカメラになった

監視カメラが最後に画面の向こうの私たちに向けられていたから。

私たちも今監視されてるってことだろう。

 

期待も依存も捨て「自分の人生は自分で考える」

マネージメントが言ってた。

コーエンのように神を信じて

自分が特別な存在で在りたいがために

「高尚な目的を求め、人生(時間)を無駄にする人」は多い、と。

 

人生の目的も使命も

「自分で考えて、自分で決めていいんだ」って

監督がインタビューで語ってた。

 

高尚な目的を求め生きるコーエンが

心の中にブラックホールを抱え

「無」の恐怖と不安に怯えていたのが印象的(;;)

 

バカになって人生楽しめる、冒険できる、挑戦できる人が

やっぱり最高ってことかぁ

「バカになって」が大事かも(^^)

 

どうせ他人からみたら自分はバカな存在か無に近い存在だしね。

「特別」って思ってるのは自分だけで

でも、だからこそバカになって特別に挑んでちょうどいいのね。

φ(..)メモメモ

 

もう既に「我が道を行くバカ」に成れてる気がする私です。

 

 

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