プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【映画部】幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形~かしゆか・楳図かずお・ポーを混ぜてスムージーにした作品

幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形

1970年代の邦画ですが、色々とキテる作品です。

世界観は楳図かずお漫画で、物語のラストは

急にエドガー・アラン・ポーの世界に飛び込んでいきます。

画的には女優陣が凄い! 「血を吸う人形」がほぼ・かしゆかです。

 

 

BBA私の映画日記はネタバレ有で進んでいきますのでご注意ください。

邦画のうねるパワーを感じる作品です。

日本人の持つ陰の部分が3回転半捻りでドリルのようにうねるのだ。

 

幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形

幽霊屋敷の恐怖 血を吸う人形

  • 発売日: 2014/07/01
  • メディア: Prime Video
 

 

色々と驚かせられた作品ですが

短いながらも見ごたえは充分です。

若き日の中尾明氏も出ていますが

映画の感想コメントに「若い時のねじねじ」と書かれていて

ちょっと泣いた。

 

 

「血を吸う人形」あらすじ

海外出張から帰った兄が

婚約者である恋人に会いに向かったまま

1週間が経過した。

その間、一度も連絡がないことを心配した妹・圭子が

恋人・若き日のねじねじを一緒に

兄の恋人の屋敷に向かう。

 

兄が向かった山奥にある古い洋館に着くと

兄の恋人・夕子の母である志津が

夕子は半月前に亡くなったこと、

兄は数日前に帰ったことを教えてくれた。

 

車の故障で

この屋敷に泊めてもらうことになった圭子とねじねじ青年は

夜中に女性のすすり泣く声を耳にする。

さらに圭子は兄がこの屋敷に泊まった痕跡をみつけ

「この屋敷には何かある」と感じはじめる。

 

夕子の事故死について調べるうちに

夕子一家にまつわる過去の事件について知ることに

 

そして再び屋敷に戻ると

圭子もねじねじも亡くなったはずの夕子の姿を目撃するのだった…

 

20年前の事件と兄の失踪の真実が

繋がりはじめた時

更なる恐怖が襲いかかる…

 

※以下盛大にネタバレしながら見どころを紹介

 

ポイント①血を吸う人形・夕子が「かしゆか似」美女

血を吸う人形こと夕子が

ほぼ・かしゆかです(^^)

 

黒髪ロングでスタイル抜群で足が細い

人形っぽさ納得です。

 

夕子の黒目バージョンが「かしゆか」似で、

金眼バージョンはまたちょっと違った感じ

 

この金眼のカラコン装着時は

ほぼ視界ゼロさったという話を聞いて

女優魂に拍手した。

 

ポイント②世界観は楳図かずお漫画そのまま

楳図かずお 美少女コレクション

楳図かずお 美少女コレクション

 

洋館内の雰囲気もいい感じの趣味しています。

 

母と娘の物語としても

この物語の精神的部分は「楳図かずお世界」です。

 

夜な夜な屋敷に響き渡る

「女のすすり泣く声」この正体がわかると

どこがどう楳図世界なのか納得してもらえるはず。

 

ポイント③急なエドガー・アラン・ポー展開

夕子を検死した医師が登場してから

急な展開が続いていきます。

 

「えええええぇぇ!?」

って怒涛の展開です。

 

母と娘の物語に

強引に入ってきた「エゴの塊の医師」

この母娘への歪みまくった愛を胸に

倫理観ゼロ医が暴走しまくりです。

 

銃をつかって殺人鬼にも化すし、

愛した女を強引に銃を片手に妊娠させるし、

しまいには死ぬ直前の夕子に催眠術をかけて

生きながら死んでいる謎の存在にしてしまう…

 

催眠術で死体に魂を無理やり縛り付けておけるものなのか??

 

ポイント④母・志津が生気ゼロですごい

この映画の世界観を現実と結びつけている唯一の存在

それがこの母役の南風洋子さんの妖気漂う美貌と雰囲気にある。

 

陶器のような肌に無表情

着物の着こなし

右からのカットだけで見える

アゴしたの大きな傷

 

私はてっきりこの母がそもそも死人なのかと思ってしまったよ。

ずっと人間ぽさゼロできてのラストが素晴らしいです。

 

ポイント⑤「血を吸う人形」が血を吸わないという罠

死後に吸血鬼となって復活したのかと思った夕子…

全然違った!

ここは「やられた」って思いました。

 

でも映画のラストまで見て

エンドロールまで見て思った。

 

血を吸う人形というタイトルなのに

「血を吸わない」という罠…

血を吸わないし、人形でもないし

ただただ生きている時の迫害の怨念の塊と化し

殺人鬼になったという謎の設定

 

母と源さんは殺さないのに

愛する恋人は殺しちゃうんかい?!

 

色々な部分がねじれまくっていて

私のような小さな理解脳の奴には

追いつけないストーリーです。

 

ポイント⑤若き日のねじねじがキレイなジャイアン

若き日の中尾あきら氏が

イケメンなのか?二枚目半なのか?三枚目なのか?

よくわからないのでモヤモヤが残ります(;;)

 

私的には「キレイなジャイアン」でした。

こうして

若き日の中尾あきら氏によって

イケメンとか三枚目というものも境目はないんだなぁと

教えられました。

 

ポイント⑥明暗の使い方、画が写真の連続

明暗の使い方がさすがです。

はじめは暗の使い方がうまいんだと感心したのですが

最期には明の使い方がうまいんだとわかってきました。

 

映画がフィルムで撮られていたことを感じさせてくれたのは

どのシーンでとめても

画が作りこまれていることです。

つくりこまれた写真の連続なんだなぁと感心

 

フィルムの編集点とか

繋ぎ目がわかるとちょっと「おお」ってなります。

 

何だかんだでおもしろかった映画です。

 

 

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