少女版のシェルドンやないか!
IQ185 18才でハーバードを卒業した少女キャリー
対人能力ゼロで常に世の中を「くだらない」と嘆く彼女は
現在19才で友達無し、職なしの引きこもり…
そんなシェルドンの少女版のような彼女が手にした
「今を変えるDoリスト」とは
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- 映画マイ・プレシャス・リスト~あらすじ
- 賢いけど心は子供のままの天才が身に着けた護心術
- ひとりぼっちのクリスマスの夜のつぶやき
- 父と娘の「母の死」で止まっていた時間が動き出す物語
- 見方を変えれば、違った姿を世界は見せてくる
映画マイ・プレシャス・リスト~あらすじ
ニューヨークのマンハッタンで
父のアパートに1人暮らしをしているキャリーは19才
IQ185の天才で18才でハーバードを卒業した彼女だが
対人能力ゼロで友達も仕事も持たず
読書ばかりして日々を過ごしていた。
唯一の話し相手は父の友人の医師でセラピストのペトロフだけ。
仕事でロンドンに滞在中の父がクリスマスに戻らないと報告をうけ
怒りと興奮のままに今日も彼女は診察室にやってきた(^^;)
賢い故に世の中を「低俗で愚か」と嘆き、
読書ばかりで外に出ないキャリーに
ペトロフは
①自分の高いIQをひけらかすのはやめなさい
②希望を持つんだ、素晴らしい人間もいる
と、2つのアドバイスをして
「年末前にやる6つの実行リスト」を渡す。
ペトロフに「君はすぐに否定する」と指摘されたキャリー(--;)
「くだらない、何のために」リストを否定しながらも
”このリストを実行すれば人生が楽しくなる”という彼の言葉を受け
挑戦してみることに☆
リストにあることを1つずつ実行しながら
キャリーは外に出て人と交流していく中で
今までの自分の世界にない体験を通して
泣いたり、笑ったり、驚いたりしながら
閉ざしていた自分の世界を開いていく。
不満ばかりだった彼女の世界はどんなふうに変わっていくのか?
賢いけど心は子供のままの天才が身に着けた護心術
キャリーが他人との交流・関わりを断ち壁を創った理由
だんだんとそのせつない事情が明かされていく…
12才で母が亡くなり、父と娘はふたり家族になった。
父は妻を亡くした悲しみの中にあり
天才児である娘の才能を活かせる環境を与えることに必死だった。
キャリーは飛び級を重ね、14才でハーバード入学、18才で卒業と
急いで大人になることを迫られてしまう。
16才の時の教授との恋はもの凄い深い傷を彼女に残してしまう。
キャリーの世界に「心をゆるせる人」も理解者もどんどんいなくなっていく。
そんな世界から自分を守るために、
彼女は賢さを唯一の盾にして、自分の他を全て否定的にみるようになったのだ。
自分を受け入れない、自分を理解してくれない世界から
自分(自尊心)を守るには自分以外の全て「彼ら」を否定するしかないからだ。
他の人たちは皆愚かで低俗だから…
世の中くだらないことだらけ…
みんな会話といえば男女やセック〇の話題ばっかり…
などなど、そうやって
否定的に世の中を見ようとすれば
世の中というのは「そう見える」ものなのだ(--;)
生きる為、自分を守るためには
時にはこう言った作戦も必要だと思う。
ひとりぼっちのクリスマスの夜のつぶやき
私の印象に残ったシーンが
キャリーがひとりぼっちで部屋で過ごすクリスマスの夜
その時に彼女がキリストにむかって語りかけた場面。
シェルドンと同じく、彼女もまた「神の存在」を信じてはいないが
それでもこの夜彼女は彼に話しかけていた。
素直になって今までのことを反省してたし、
母や父への思いもきいてもらってた。
でも私が「はっ」としたのは彼女が
神の存在を信じていないことを謝罪した後に
「お誕生日おめでとう」とイエスに話しかけたこと。
あ~キャリーって「ホントはめっちゃ素直でいい子」だよなぁって思った。
本当はこうした誕生日を祝う気持ちとか大事にしてる子なんだなぁと。
クリスマスにキリストに「誕生日おめでとう」を
真っ先に言葉でも心の中でも語りかけてる人っている?
みんな「自分が楽しいクリスマスを過ごす」ことに夢中じゃない?!
父と娘の「母の死」で止まっていた時間が動き出す物語
お互いに「母の死」のショックが大きすぎて
向き合い方を間違ってしまった父と娘。
ふたりがもう一度「亡き母との思い出」に向き合って
母の大事な本を取り戻しに行く時
父と娘の止まっていた時間が動きだします。
そして二人はお互いに
新しい家族・支え合えるパートナーとの世界を広げていく。
あ~そういうことだったのかぁと
「彼女の物語」に見えて「父と娘の物語」だったんだなぁと
最後にわかりました(^^;)
見方を変えれば、違った姿を世界は見せてくる
セラピストがキャリーに渡した「幸せになるDoリスト」
その内容はこんな感じ
これはどれも今のキャリーの世界から
ちょっとだけ外の世界に彼女を連れだすものばかり。
自分が作った城壁の穴から覗いていた
「低俗でくだらない世界」は
彼女が実際にその世界の中に入って
見てみるとまったく違った姿を見せてきた。
みんないろいろな価値観をもって不条理な世界を必死に生きている。
父に紹介され嫌々行った職場には変だけど面白い同僚がいて友になった。
ちょっと変だけど、いい人だ。
完璧な善人は少ないけど「いい人」は結構いるものだ(^^)
動物を飼うなんて私には絶対無理!
と思っていたキャリーだけど
実際に金魚を飼ってみるとその想いにも変化が。
「実際にやってみないと本当のことはわからない」
んでしょうねφ(..)メモメモ
今まで否定・拒否していたことを「やってみる」
世界はまた違ったものに見えてくるかもしれない。