なんてこった！
家でも学校でも「認めてもらえない」居場所のない少女マリア
てっきり、鏡の中の少女は「彼女の別人格」だと思っていたら…
全然ちがった。
こんな展開になるなんて（；；）
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とにかく主演のインディア・アイズリーが美しい
彼女の美少女っぷりをいろいろな面から堪能できる映画です。
映画ガール・イン・ザ・ミラー～あらすじ
内気な18才の高校生マリア
両親と豪邸に暮らしているが
美容整形外科医で完璧主義な父からは
- 何も食べない
- 誰とも話さない
- 友達もいない
「できそこないの娘」呼ばわりされている。
学校では男子からのいじめにあっており
友達は3歳からの付き合いのリリーだけ。
リリーも学校では他の友達とつるんでいるし、
マリアが片思いしているショーンもマリアが見てる前で奪う。
母は何かとマリアを心配しているが
その母の心配もマリアには心苦しく
家でも学校でも居場所がなく孤独。
本当は誰もが羨む美少女なのに
マリアは自分が嫌いで笑うことさえできなかった。
若く不安定な心は少女を性的衝動に導く。
彼女は毎晩お風呂で自分を慰めるのだった。
いつものようにお風呂で自分を慰め
一時の快楽で苦悩から解放されていると
鏡に写った自分が自分を観察して
笑みを浮かべているのを見て腰を抜かす。
その日から彼女は鏡の中の「自分そっくりな少女」と話しをはじめる。
『私たちは綺麗よ』
『あなたを救いたい、苦痛から解放したい』
と、手を差し伸べる鏡の中の少女アイラム
その手を取ったマリアに大きな変化が！
別人のようになったマリアは、
今まで自分に苦痛を与えてきた者たちに
復讐をはじめる。
そして「今まで抱いていた願望」を全て叶えていく。
だがそれはマリアを破滅へと導いていくのだった。
マリアとアイラムに隠された秘密を知る時
彼女たちに残されたものとは…
「常に最高の自分を世間に見せなさい」という父
居場所が無い孤独な少女マリアは
若さ・美しさ・従順さなど男性が求める価値を
どれほど備えているかで判断される女性の生きにくさを描いているのかも・・
その部分は実は学校よりも「この家に」あるのです。
この完璧を求める地位も名誉も財産もある父親が
妻と娘に強いてきた「完璧主義」が彼女たちの心を壊していったのです。
しかも、妻と娘たちをここまでにしたのは
そもそも彼の独断による「アイラム」殺しだったのです（；；）
これがめっちゃ酷い話なんですよ。
父とアイラムの関係がこの話の本当のメインです。
MARIA と AIRAM の関係
マリアとアイラムの関係は複雑です。
双子として母のお腹に宿り
出産時に父によって選別され生死を分けます。
その時に双子特有の能力で
マリアはアイラム（名無しの姉）の魂のカケラを引き受けたのかも。
MARIAに「あなたの名前は？」と聞かれた
鏡の中の少女は「AIRAM」と答えます。
マリアを反対から読んだだけの名を。
MARIAが鏡に写って反転したということですかね（－－；）
ずっとアイラムはマリアの影だったのです。
名前までマリアありきですから・・
はじめは魂のカケラだったアイラムも
マリアが蓋をし抱え込む「闇の感情」が大きくなるほど
マリアの影のアイラムを確固たる少女の魂にしたのでしょう。
遂には入れ替わるほどに。
アイラムの本当の目的
アイラムの本当の目的は
マリアと父への復讐だったのかも。
でもこれは単なる復讐ではなくて
マリアと父に自分の存在を認めさせるとこが
本当は復讐の目的だったはず。
でもそれは叶いませんでしたね。
別の形の復讐となってしまいまいた。
「父に認められたい」というアイラムの強い欲求が
マリアの性衝動となって表れていたようにみえます。
なんか、せつない映画でした。
みんな壊れて、壊されていってしまう（；；）
でも最後に母の愛に救われたと思いたい。
では、また～☆
