もう強すぎ! ひとりでどこまで闘えるんや~ソルトよ。
こんなスパイが世界には大勢潜伏していると思うと…
「自分の半径数メートルの平和」にジーンとくる、私です。
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「激流」のメリルに続き、またしても
『ハリウッド女優はここまでアクション出来んのか!?』って思わされたぜ~
◆映画 ソルト~あらすじ
CIA工作員ソルトは
北朝鮮に潜伏中に捕まり死を覚悟する事態に…
しかし、神のいたずらか彼女は命を救われ
アメリカに無事帰還。
結婚1周年の記念日を迎えようとしていた。
彼はすべてを知りながら彼女を受け入れ、愛してくれたソルトの最愛の夫だ。
記念日ディナーのため、表向きは「石油会社」での仕事を早々に片付け
ソルトは会社を出ようとしていたのだが…
そんな時に緊急の呼び出しがはいり、彼女はロシアからの亡命者の尋問を任される。
亡命者にして密告者オルロフが語った内容は信じがたいものだった。
旧ソ連時代にスパイとして過酷な訓練教育を受けた子供たちが
大人になり今、来るべき「Xデー」に向け動きはじめている、と。
そして世界の勢力図を変える「Xデー」がまさに今迫っている、と。
その始まりは、今アメリカを訪れているロシア大統領の暗殺が合図で
その任務を行うロシアのスパイの名は「イヴリン・ソルト」だとオルロフは告げた。
驚くソルトだったが
オルロフに繋がれた脳波測定器の反応は「真実」を示しており
彼女は二重スパイであると疑われ追われる身になってしまう。
オルロフが脱走したことを知ったソルトは
急いで夫のもとへ向かう。
彼の無事だけを祈って…
こうして世界を巻き込んだ大規模なテロ計画と
ソルトの運命がねじれと因縁をもって動きだした。
ソルトは何を守り、何をなそうとしているのか?
彼女の本心、信念はどこにあり どこに向かうのか?
彼女の孤独な戦いが世界の運命を握っている。
※以下、ネタバレ有の感想となります
見どころ★ソルトの戦闘能力
ずーっと闘いっぱなしです。
ずーっと戦闘シーンだし、戦闘モードのソルト(^^;)
チェスの名手の頭脳派の母と
レスリングのオリンピック代表の肉体派の父という
恐るべき血統故に生まれてすぐにソ連のスパイ養成機関に連れ去られたソルト。
恐るべき洗脳+戦闘訓練しかない世界でそだった彼女
両親譲りの頭脳と身体能力で養成所でもトップに成長。
ロシアのスパイエリートとして
もうロシアにアメリカにと世界を飛び回り
ターゲットを仕留めていきます。
ロシアとアメリカの両方から追われ
四方八方 敵だらけのソルトですが
そんな状況にひるまず突進していく様は「侍」のようにも見える。
感想~「本物」を前にすると 恐怖支配洗脳による「絆」は脆い
この映画を観て感じたことは、これ。
赤ちゃんのころから「スパイ」としての
教育・環境・世界しか知らなかったソルトですが
すべてを知っても尚彼女をそのままに受け入れ愛してくれる男性に出会い
「愛と誠」に目覚めるのです。
あれだけの恐怖支配と洗脳で築かれた「スパイ家族・仲間の絆」が
本物を知ったことで脆く崩れていくのです。
やっぱ人間って本当に尊いものとか
自分にとって大事なものって本能でわかるんだなぁ。。
と、妙にジーンときた私です。
ソルトが愛した夫ってのがさ~
穏やかでさ~「やすらぎ」ってのを人間化したような人なんよ。
北朝鮮で死ぬところだった彼女を救ったのも夫の行動だしね。
穏やかで靜だけど「強い」んだよ。
惚れて舞うやろ~
しかし、本物の愛を知ったからこそ
彼を失った彼女の「純粋な底なしの怒り」が爆発!
ってわけです。
愛ゆえの怒りがこれほどまでに人を強くするとは…
彼女の孤独な戦いは続く。