この母親は子供を守るために、ずっと一人で闘い続けている。
【映画アザーズ~感想】
すべては「母親から見た世界」
神経質な母親に透けて見える「不安定さ」は何からきているのか…
そういうことかぁ。
この母親は強く見えて、めっちゃ弱い人なのだ。
常に揺れている、自身の信仰や霊の存在についても発言と実際の行動がチグハグだし…
戦争に行った夫の代わりに「子供たちは絶対に私が守る」っていう強い意志に、自分自身がどんどん追い詰められていっちゃったんだね。
子供達を「光」から隠し、「音」から遠ざけていたのも納得。
娘は「母親の世界=母親が見てる世界」に在りながらも
その意識(か魂)の半分は「何があったか全て知ってる私」だったみたいね。
すべては高潔に我が子を守ろうとしった結果なのね。
「受け入れがたい現実」から目を背けると魂は彷徨い続けるんだろうか?
ただ、正直この映画を見ての一番の感想は
「ニコールキッドマンの美貌とホラーサスペンスの相性が抜群!」
ということです。