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【映画】ゴーストランドの惨劇~感想:耐え難い現実と美人双子と闇に隠れ生きる者たち

ゴーストランドの惨劇(字幕版)

考察系Youtuberキリンさんが紹介していたような…記憶があって

観て見たかった作品です。

でも、視聴直前に「マーターズ」の監督の作品と知りちょっとビビった。

 

 

西洋の思想や文化や神話に疎いBBAなので

監督の意図がわからずじまいでしたが

いろいろな角度から見られて、

その方向から見ても切なく苦しいです(;;)

 

ゴーストランドの惨劇(字幕版)

ゴーストランドの惨劇(字幕版)

  • 発売日: 2020/02/05
  • メディア: Prime Video
 

 

映画「マーターズ」よりはちょい弱めではありますが

かなり酷い暴行シーンありますのでご注意ください。

 

 

映画ゴーストランドの惨劇~あらすじ

シングルマザーのポーリンと双子の娘ヴェラとベスは

数年前に亡くなったフランス人の伯母が住んでいた家に引っ越してくる。

 

双子の姉ヴェラは奔放で現代的な少女で

今回の田舎への引っ越しで彼氏と別れることになり不満いっぱい。

 

双子の妹ベスはホラー作家:ラブクラフトを崇拝する作家志望の内気な少女

 

 

引っ越し先に向かう社内でも母に自分が書いた物語をきかせる。

そんなベスを母はいつも優しく応援してくれている。

 

素直なベスと妹に優しい母を観て

思春期のヴェラは余計に反抗的な態度をとってしまう…

 

伯母の家に車で向かっていると

気持ちの悪いキャンディー屋トラックに煽られ、後をつけられる。

途中で立ち寄ったコンビニにあった新聞には「家族キラー」の記事が…

ベスは何らか悪い予感がしはじめる。

 

やっと伯母の家に着くと

周囲に家は無く電波も悪い超ド田舎の一軒家で

家の中には不気味な人形が多数あったり…ヴェラのイライラは大きくなる。

 

荷物の片づけをしていると

突如暗闇から暴漢が現れ、一家を襲う。

母は倒れ、双子は髪を掴まれひきずられて地下室へ…

恐怖に怯える双子の前にもう一人の女装暴漢が現れ

「彼は人形とあそびたいだけ」と囁く。

 

恐怖で震えるベスの前に

母が現れ娘を守る為必死になって暴漢と戦い

暴漢2人を惨殺してしまう…

 

それから16年後

ベスは小説家となり、あの時の事件を元に描いた

「ゴーストランドの惨劇」が大ヒット!

ベストセラー作家となる。

 

優しい夫に可愛い息子もおり人生の成功を手にしていた。

そんな幸せ絶頂な中、ベスに姉ヴェラから電話がかかってくる。

16年ぶりの姉からの電話は奇妙なものだった。。。

ヴェラが鬼気迫る感じで、「ベス助けて」と。

 

あの事件後、現在も母と姉はあの伯母の家に暮らしている。

ベスは姉の様子を心配し、16年ぶりにあの家に戻ることに…。

 

これが想像を絶する恐怖と絶望のはじまりだとは思いもしなかった。。

 

※以下、ネタバレ有で感想・考察となります。

 

耐え難い現実と魂の救済

※ネタバレ有なのでご注意ください

 

耐え難い現実の中でベスの心は自らがつくった虚像空間に逃げ込む

恐ろしい現実はそれでも彼女を追ってくるのだ。

体と魂を引き離し、心を自分の内側世界の深部に隔離したのに。

 

<絶望的な現実>

  • 惨殺されたのは母だった
  • 周囲に何もない田舎の一軒家で暴漢2人と双子姉妹だけの世界
  • 激しい暴力による肉体的苦痛と
  • 恐怖と絶望の精神的苦痛が続く
  • 姉は暴行され体も心もボロボロに壊されていた
  • ベスはあの時の少女のまま体中傷だらけで暴漢たちの人形にされていた

 

<魂の救済にベスが創った虚像世界>

  • 事故から16年経ち、小説家として大成功
  • 優しい夫に可愛い息子
  • テレビ出演も果たす有名作家に
  • 母と姉に資金援助を続けている

 

人は耐え難い現実に対して心の救済方法を知っている。

肉体捨て、魂を救済するのだ。

別の人格になって元の自分を守ろうとする人もいるだろう。

 

どの世界に魂を置くかは「あなたの自由」なのだ。

どの世界で生きるか?自分に決定権がある。

 

厳しい現実と向き合い闘っても再び絶望に襲われる

監督の凄いところは

少女が逃げ込んでいた虚像世界から現実に戻り

暴漢から逃げる為、心を振り立たせて行動にでて

家から飛び出し、パトカーと警官を見つけ

「これで助かる」と思った瞬間に更なる絶望を見せるという

絶望に次ぐ、絶望の展開!

 

「この世に神なんていない」と思わせてくる。

何も罪をおかしていない双子の少女が

何度も地獄に落されるのだ(;;)

 

戻された現実と自分の意思で戻った現実での覚悟の違い

一度目は姉に呼ばれベスは現実に無理やり引き戻された。

そのためやはり現実を受け入れきれずに恐怖と絶望に押しつぶされていた。

勇気を出して、脱出を試みるもあっけなく連れ戻されてしまう。

「後はいたぶられ、殺されるだけだ」と悟り

また魂を内側の虚像世界に閉じ込めて現実から逃避。

 

死を前に逃げ込んだ自分が造りだした虚像世界では

ベストセラーの祝賀パーティー会場にベスはいた。

そして憧れのラブクラフトから作家として、芸術家として認められ

最高に幸せな時を過ごしていた。

 

でもパーティー会場で

走って逃げるヴェラの姿を見つけ追いかける。

ヴェラを追うベスを母がとめる、

「あの子のいる世界は穢れの世界よ」と。

 

今回、ヴェスは「それでも姉を助ける」と

自分で決断し覚悟をもって地獄の状況の現実に戻っていく。

 

この「姉を助ける」という覚悟をもって

現実に戻ったベスは今までの彼女と全然ちがうのだ。

今まで「母」に守られ、辛い現実から逃げていた彼女が

地獄の現実と闘う覚悟をしてからは冷静で強くなった。

 

助けを求め泣き叫ぶのではなく

暴漢たちを殺しにいく覚悟で行動に出ている。

狼がのりうつったかのような戦いぶりに驚かされる。

 

無垢な美人姉妹と闇に隠れて生きる醜い兄弟

無垢で美しい双子の少女が暴行され

傷だらけの体に腫れあがった顔になっていく様子が描かれる。

 

同時に、だんだんと暴漢2人組の姿もはっきり見えてくる。

彼らの姿は後半、ラスト近くなるまで闇に包まれているのだ。

少女たちにライトがあてられ、暴漢2人組は影のまま。

ところがその姿は見えてくると

醜い奇形の巨漢で知的障害者で人形遊びに執着する青年と

彼と共に行動し母親のような振る舞いをする女装男の2人組なのだ。

 

人形の笑い声から

今まで彼らが周囲から浴びせられてきた言葉が

フラッシュバックするシーンから

彼らが周囲から迫害されてきた存在だとわかる。

彼らもまた耐え難い現実の中でくるしんでいる存在なのかも。

 

社会から受け入れられないばかりか

罵声を浴びせられ闇に隠れて生きることしかできなかった者たち。

彼らはそういったもの達の怒りや悲しみの象徴なのかもしれない。

 

そう思うと、だんだんと複雑な気分に私もなってくる。

一見すると醜い暴漢2人組は美しい少女たちに酷いことをした

「悪」として誰もが憎しみを向けやすい映像の造りになっている。

醜い変わり者の男たちは心も醜く歪んでいるんだと。

 

例えばあれが美青年2人組でドラキュラのように少女たちを魅了し

心をつかんで奴隷化して彼女たちを支配していたら

観客の感情はどう動いたんだろうか?

 

あの醜い2人組は最初から心も醜かったのだろうか?

彼らもまた周囲に少女たちと同じくらい

苦痛と絶望を強いられてきたのではないだろうか?

 

この作品を観て

自分の中にある他人への勝手な印象判断や差別心を

監督に指摘された気がして落ち込みます。

 

最初に道路に飛び出してきた少年は死神か?

最初のシーンで道路に飛び出してくる

黒い服を着た天使のような少年が印象的です。

 

天使と悪魔、天使と死神の象徴だったのかぁ。

これから家族の愛が試される合図だったのかな…

 

実はこの生と死の使徒みたいな少年に気が付いていたのはヴェラだけ

だったってのも監督の意図なんでしょうね。

 

殺されても母の魂はあの家にあり

姉妹を守ろうとしていたのかも。

魂が交流しやすい意識の世界にいるベスに話しかけ

なんとか姉妹を現実世界で救おうとしていたような気がします。

 

ベスが現実に戻らない決断をしても

母はヴェラの側にいつづけ最後は迎えに行くつもりだった

と私は思いたい。

 

でも、もしかしたら死神をみたヴェラも亡くなっていて

ヴェラと母でベスを守ろうとしていた気もします。

人形たちに暴漢がしていた暴行の卑劣さからいって

先に人形にされたヴェラが生きていられとも思えないのです。

 

暴漢2人と現実世界で1人で立ち向かわないで済むように

ベスの世界を3層くらい複雑にして母と姉が守ってくれてたのかな。

 

バカな私ではこのくらいの考察しかできない(;;)

では、また☆

 

 

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