すげぇ、脚本も映像の見せ方も役者もみんなすげぇ!
そんな映画に久々に出会った気分で興奮気味の私です。
特に銃を以って逃げ回る 青白不幸少年とポール・ウォーカーが2人で車に乗り込んでからはジェットコースターです。
【映画ワイルド・バレットの感想】
みんな堕ちてゆく、大人も子供もみんな自身の心の闇と社会の闇に覆われ蝕まれみんな●んでゆく…そんな世界かと思った、が。
ずーっと闇に次ぐ闇の応酬で「これは…陰気版のテルマ&ルイーズやな、破滅に向かって一直線や」と思ってみておりました。
ただ、逃げる無表情少年が凄く「目を引く」というか
心に引っ掛かる何かを漂させているため、つい目で追ってしまうのです。
更に父からの度重なる暴力により、心にトラウマを抱える少年が
この地獄の一晩で見る「闇に堕ちた大人たちの暴力社会」の描き方が…秀逸だな、と。
強い衝撃とストレスによって、ストップモーションで「目の前の惨状」が少年の頭に流れ刻まれていく感じが生々しくそのまま映像化されている。
イイ人、善良な金持ちという面したエゲツナイ非道な奴らの姿も
この映画では見事に描き出しております。
そういった人の「独特な笑顔」ってピエロスマイル級に狂気感じるよね。
話しつーか脚本が凄いっす、魅せるね~って感じ。