この映画を見ると「世界分岐ゴム紐理論」に出てくる「杭」を思い出す。
脚本ってか話の造りが「さすが」ですぞ!
【映画 エネミー・オブ・アメリカ~感想】
冒頭の1つ目の「危機(窮地)」に感じた違和感が最後見事に回収された!
物語の構造が美しく、主人公が巻き込まれている状況にこっちの気持ちも入り込んでしまい忘れがちですが、スノーデンが告発した「監視社会の恐怖」がリアルに描かれてるよ~
主人公に訪れる「1つ目の窮地」で、マフィアみたいな悪党たちとの交渉に於いて「今すぐにでも撃たれそう(消されそう)」もしくは「口を割るまで拷問されそう」な場面なのに何故か悪党側が『一週間の猶予をやる』と謎の行動にでた!
私はここがずっと引っかかっていた。「何でや??」と。
その後、ずっと悪党たちは放置なのですが、最後に見事に話が繋がったよ~
1つ目のピンチと2つ目のピンチをぐるっと繋げて「でっかい厄介事」にした途端、ピンチがチャンスになって…確変入りました~そんな感じ。
それよりも、なによりも「 国家組織の力が無双過ぎるぜ~」面の方が恐怖でした。
スノーデンのいうてた通りや~
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実際、主人公ウィル・スミスが関わった事件の方よりも
アメリカの監視実体+情報操作側を描いた方のがリアルで怖かったっす。
政治家の闇も含めて。