独に徹して「知己・立己」して、はじめて外側に対峙できるのかも。
安岡先生の言葉に学ぶためのおすすめ2冊
(※私が実際に購入し何度も読んでいる2冊です)
私が特に感銘を受けた安岡先生の言葉の1つがこちらです。
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人間にとって「独を抱く」ことは非常に大切なことだ。独とは単なるひとりではなく、相対に対する絶対の境涯を示す。つまり、群衆に伍する、大衆に混じることなく自己に徹するということだ。人は自己の絶対に徹してはじめてあらゆる相対に応じることができる。
(「照心語録」)
あーそうだよなぁ…と心に沁みる内容です。
私が子供の頃「友達100人出来るかな♪」と唄にもあったように
私は長い間”友達の中の自分”ってのに価値があるんだと思い込んでおりました。
友達が多くて、人から好かれることに「人としての価値がある」と勘違いしてた。
だから常に「仲良し」がいないと不安だったし、人気者に憧れたし
人に合わせたり好かれるために本音をまげて嘘もついていた気がします。
まー結局そんなブレブレで生きてるヤツ(私)には
人から好かれる程の魅力なんて湧いてこないわけです、
心の底・中心にあるのが「独りになる恐怖と不安」だからね。
んで、今けっこう「独を満喫」している私はやっとその過去の過ちに気づいたのです。
常に「周囲の人から見た自分」にばかり気をとられ、全然自分で自分のこと見えてなかったなぁ、と。
「独を抱く」というより「独を満喫」しはじめると、
心は常に穏やかで、以前よりも自分のこと好きになれた気がしております。
知命・立命の前に、自己に徹して「知己・立己」に至らねばならないんですな。
でも、安岡先生がいう「独を抱く」「自己に徹する」というのは
もっと深い意味のようなので、次回はそこを深掘りしていこう。
(つづく)