今見たら、子供の頃に見た映画と別モノに感じられた。
「ジョーズ」くらい、スピルバーグの意図をトンチンカンに誤認識してた。
【映画ツイスター~感想】
子供の頃は「竜巻の大迫力をリアルに再現した大作」というイメージでしたが、
今 だいぶ大人になってこの映画をみたら、製作陣の意図はまったく別の処にあった。
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描かれているのは「自然と共存するために、自然の猛威から人々を護る為に、大竜巻に自らつっこみ、命がけでデータを集める人達の奮闘」だった!!
今って技術の進歩、コンピューターによる予測性能の向上とか色々な恩恵を「当たり前のように」受けまくっているわけですが、その影には、こうして命がけでデータの集積に挑んでくれた人たちがいるわけです(;;)
便利な日常が当たり前すぎて、その点にまったく意識が向いておりませんでした。
それに日本にいると「竜巻」ってそんなに身近じゃないしね。
子どもの頃にも見ているはずなのに、今回でアメリカに大災害をもたらす「大竜巻」の偉力と削り吹き飛ばされていく街や大地の様子に圧倒されたし「これが毎年、頻繁に起きているのか!?」と恐怖を覚えました。
大人になるにしたがって台風や震災により「多くの人が日常生活を短時間で奪われていく」という現実を目の当たりにすることが増え、こういった災害を描いた映画に関しても現実味をもって引き込まれてしまいます。
1996年の作品ですが、CGで描かれた大竜巻の姿に「命(リアルさ)」を吹き込んでいるのは大竜巻の中で吹き飛ばされまいと近影の見事な演技を見せた俳優陣と演出の凄さにあるのではないでしょうか。
自然と共に生きるために、人は強くなるのですね。