なるほどな、そういうことか。何時からはじまったのだろうか…
【映画プリディスティネーション~感想】
「来た記憶を消して、もう一度見たい映画」で話題の作品!
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見てみた結果~感想
①エドワード・ファーロングが美青年で大復活、かと思ったら~
違った、マジでビビった。
そんでもって女優さんだった~(マジかよ~)
ってことで、ここに一番驚かされました~
②時空間移動装置がだいぶ小型化されている~
時空警察官が使う、時空間移動装置がなかなかに小型化・携帯化されております。
バイオリンケースくらいの大きさで、飛ぶ年月日をダイヤルで合わせるという…なかなかにアナログなデザインにして高機能な逸品になっております。
どうやら…「電気」を使かわず、別の動力で動いているらしい。
仕組みが気になるぜ~
あの昆虫の羽からホッピング型の「反重力装置」つくったやつと同じなんだろうか??
(こっちはリアルの話やで~)
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③このループはどこからはじまったのだろうか?
さて、この映画の最大の謎「このループはいつはじまったのか?」を考えてみよう。
私は「宇宙飛行士に応募するための身体検査」により、「組織」と「ジェーン」が繋がってしまった時だと思うております。
そこで「組織側」が彼女の特異体質と孤児であることを利用して「大いなる人体実験」に挑んだのではないか、と。
ジェーンを「はじまりの新型人類零号」の試作に利用したんじゃないかしら?
加えて、ジェーンたちは時空のループの中に閉じ込められた存在であるが故に外世界には「彼女または彼」の存在を知る人はいないわけですから…「組織」が世界分岐に必要な「大事件」操作するために必要だった人材なんじゃないか、と。
そもそも孤児院の前に置かれていた生まれたばかりの赤ちゃん「A」には、量子論でいえばあらゆる出生時の可能性が重なっていたはずなので、成長し大人になって「組織」にその特異体質を知られた時に「彼らのシナリオ」世界にとり込まれてちまったとしか思えないのです。
でも、時空を飛び過ぎた結果…精神と肉体が呼応し合い「分岐した物質が時空間を越え、再会+干渉した」為にだんだん「重なり合い」を濃くしていった。そのために「自分が彼らのシナリオ」世界に引き込まれ閉じ込められたという真実に辿り着いたのかも。
④人は自分の影を追い続ける
これは人の一生というか、「人生」というものを客観的に示した画なのかもしれない。
この映画の「四象の主人公」は誰もが皆「反対の自分」を追い通づけている。
- 女の私が、男の私を追い
- 男の私が、女の私を追い
- 若い私が、年老いた私を追い
- 歳をとった私が、生まれたばかりの私を追い
- 過去の私が、未来の私を追い
- 未来の私が、過去の私を追い
- 正義の私が、悪の私を追う
人はずっと「欠けた半分」を追い続けているのかもしれない。
「欠けた半分」は「失った半分」であり「失くした、成れなかった半分」と心の奥底が求めてやまないもののようです(切ない)
ループから出るヒントは「アルカディア」にあるのだろうか?