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【映画部】恐怖ノ白魔人(AUX YEUX DES VIVANTS):感想~副作用と穢れと家族という楽園

恐怖ノ白魔人(字幕版)

Amazonプライムビデオで「あなたへおすすめ」と

ずっと推されていたけど、タイトルと観た人達の低評価で

避けていた作品を観てみたら意外な内容だった話。

 

 

なんで、この邦題なの?

なんで、このヴィジュアルを映画の宣伝に使ったの?

内容とポスター(?)にモヤっときた作品です。

 

 

恐怖ノ白魔人(字幕版)

恐怖ノ白魔人(字幕版)

  • 発売日: 2016/04/06
  • メディア: Prime Video
 

 

 

B級、C級映画臭のする邦題ですが

この映画が指摘していることは

ナウシカの世界の「汚染された土、腐海の森」にも通じる

化学の汚染・副作用と

人間の穢れと遺伝・家族という楽園を求める性

などなかなか考えさせるものとなっている。

 

「あらすじ」以降、ネタバレ有で感想・考察書いていきます。

 

 

「恐怖ノ白魔人」あらすじ

生物・化学兵器についてのニュースを観ながら

フラッシュバックに襲われる男

 

次の瞬間、男は臨月の妻に

バットで殴られ床に倒れる。

妻は2階の子供部屋に向かい

4才の息子クラランスにナイフで襲いかかる。

 

血だらけで子供部屋にやってきた父がなんとか息子を守り、

親子は身を隠すように新天地を求め車を走らすのだった…

 

場面が変わり

 

のどかな町に暮らす13才~14才の悪がき3人組

学校でも問題ばかりおこし怒られ

学校を抜けだし、麦畑でたばこを吸いながら

「ムカつくエルマンじじぃの納屋に火をつけようぜ」と悪巧み

※というかしっかり犯罪

 

納屋に火をつけ逃げる途中で

この辺では見ない男が廃墟となった撮影所に向かい

車を走らせているのを目撃し

悪がき3人は後をつけ廃墟に向かう。

 

そこで3人は血を流し拘束された女の人が

廃墟の奥に男に運ばれていくのを目撃する。

女性を助けようと

廃墟の奥に入っていくと

そこにはガスマスクをつけた男と

ピエロのマスクをかぶった大男の姿が!

 

廃墟の男に見つかり必死に逃げる3人の前に

警察の車が通りかかる。

さっき見たことを警察に話し現場に向かうが

そこには誰もいなかった…

「納屋に火をつけ、警察に嘘をついた」と

警察にも家族にもひどく怒られた悪がき3人。

 

しかし、その夜

廃墟でみた男が3人を始末しにやってくる。

3人だけでなく、その家族までも襲われていく。

 

廃墟の男の目的は何なのか?

白魔人とは何か?

なぜ女性を拉致していたのか?

 

※以下、ネタバレ有での感想・考察となります。

 

ポイント①はじめのニュースの報道内容

映画のはじまりに映し出される家の中で

臨月を思わせる妊婦の妻、

リビングで昼から酒を飲みテレビを見ている夫、

暴力的で攻撃的な人柄を思わせる夫婦の言葉…

 

この時、夫が見ているテレビで流れるニュースが重要なのです。

これから登場するであろう「恐怖ノ白魔人」について

もの凄い丁寧に解説してくれている。

 

その内容は「生物・化学兵器の副作用について」

  • 一番の犠牲者は自国の兵士たちであること
  • 毒ガスによる肺や目の炎症の致命的な危険(兵士の検死報告書が立証済み)
  • 生存者には神経障害がみられること
  • 更に深刻なのは「遺伝的影響」であること

など次々に読み上げられていきます。

 

遺伝的影響が本当にすごくて

“胚性突然変異は生殖細胞のDNAにより

両親が持たない形質を胚が発現させるものです

遺伝的突然変異は子供の発育異常としてあらわれます

性的な障害や精神障害、ガンの症例があります

数世代にわたって続くのです”

 

このニュースの後

一家は悲劇に襲われます。

 

妻が夫を襲い、4才の異形の息子を襲い

自分の妊娠中の腹を切り裂き、最後には自分の首を斬り命を絶つのです。

 

父親が元兵士であること、

生物・化学兵器を浴びており副作用が出ていること、

4才の息子に遺伝的副作用が出ていること、

その息子の「見た目と臭いが異常であること」などがうかがえます。

 

ポイント②息子の「存在」を溺愛する父

この「はじめの家族」の父親がどうも不気味。

言葉も行動も暴力的で「マイホームパパ」には全く見えませんが

『俺の息子だ』と息子を命がけで守るのです。

 

ニュースを真剣な顔で聞きながら

フラッシュバックに襲われており

その時に流れる映像はなかなか意味深

 

兵士時代によほどの目にあっており、

そのために「俺の家族」へのこだわりが強いのかもしれません。

 

妻の腹から赤ちゃんをとり出し、

4才の息子を車にので逃亡する際も

 

「また家族を作ろう、家を見つけよう、身を隠そう、世間から」

 

と唱えるのです…怖いっ

この父にとっては「血のつながった家族」が重要で

妻という意識は薄く、自分の子を産む女性を探している。

このむき出しの種の保存本能も副作用なのか?

 

そう、だから「息子を溺愛」というよりも

「息子の存在」を溺愛している父なのです。

※ここ重要

 

ポイント③魔人の凶暴性と悪がき3人の邪悪性

化学兵器の副作用で白魔人となったクラランスは

確かに凶暴でものすごい力で人を襲います。

 

しかし、私が気になったのは悪がき3人が

「罪悪感なく」悪事を楽しんで行っているその怖さ!

 

エルマンさんの納屋に火をつけた時も

エルマンさんに見つかって追いかけられ、

逆に斧でエルマンさんの頭を割ろうとした時も

躊躇なく人に銃口を向けるのも

悪がきというより心底邪悪なのです。

 

この子たちも化学兵器の汚染による被害者なのか?

それとも人間が根本にもつ穢れなのか?

そだった家庭環境により歪んだ人間性なのか?

この辺がはっきりしませんが

白魔人よりと同じくらい凶悪であると言えます。

 

大男に見える白魔人ですが

実は6歳の子供で、彼は父親に言われるがままに人を襲っただけ。

父親から「人として」の教育を何も受けていないのです。

そのために「力任せに、人を襲ってしまう」父の命令だから。

 

怪力と特殊能力を備えた6歳の無邪気と

13才・14才の邪悪な少年…どっちが怖いでしょうか?

 

化学汚染の作用的にも

自然発生的にも人間社会は

「凶暴で邪悪な人間の増殖傾向」にあるのかもしれません。

 

ポイント④身を隠して汚染や副作用は広がりつづける

この映画の一番怖いところは

このメッセージではないでしょうか?

 

生物兵器化学兵器の倫理を失った科学技術の影響が

汚染や副作用となって

我々も気が付かないうちに

世間から身を隠してどんどん広がっていくこと。

遺伝を通して何世代にもわたり広がるし、

アダムはイブを探して我が子を残し続ける。

 

ポイント⑤家族という楽園

白魔人クラランスの家族、

悪がき3人それぞれの家族、

この作品では4つの少し形の違う家族が登場します。

 

  • 歪んだ家族愛のクラランス一家
  • 母の再婚により新しく5人家族になったヴィクトル一家
  • 金持ちだけど両親の離婚間近のシレ― 一家
  • 父親に暴力に支配され育ったアゼルの家

 

守りたい楽園でもあり

囚われていて逃げられない楽園でもある。

 

「家族」ってどうしてこんなに意味深いんだろう?

とBBAは思考の渦にのみこまれております。

 

ポイント⑥白魔人クラランス

化学兵器の副作用を遺伝的に受け継いだクラランスですが

その能力や身体がどれほど「普通の人間」と違うのか?

というと、

  • 6歳にして大男
  • 肉体の成長も生殖器だけアンバランス
  • 精神的に通常の6歳児より幼く野生的
  • もの凄い怪力で、肉体も攻撃に強い
  • 肌の色がまっ白で体毛がない
  • 性別の識別はしっかりできている

形状的にはそこまで「異形」ではありません。

色白なのも色素の問題のようです。

 

ただ、気になるのが肉体成長の速さと頑丈さと

野生的であるが命令に従う従順さ…

 

これ、人間兵器用に計算された副作用とかじゃない?!

副作用っていうか「本来の狙い通りの効果」ってことない??

めっちゃ怖いんですけど。

 

ポイント⑦悪がき3人がなかなかイケメン

 

ポスター A4 恐怖ノ白魔人 光沢プリント

ポスター A4 恐怖ノ白魔人 光沢プリント

 

全然、個人的な趣味ですけど

悪がき3人とその妹たちやシッターの女性が

イケメンだったり可愛かったりがすごいです。

 

フランス映画だからなのか

美へのこだわりかしらね?

クラランスの異質ぶりを目立たせるために

ワザと美形をそろえたのか?

 

私的にはヴィクトルの妹がめっちゃ可愛いくて

まるで天使です。

 

ナウシカを読み直してから

もう一度見てみたい映画です。

 

 

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