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【映画】エル ELLE~感想:やられっぱなしの被害者では終わらない熟女になった灰かぶり姫

エル ELLE(字幕版)

凄いわっ この女めっちゃ凄い!

小悪魔じゃなく大悪魔なんですけど、この心の中に誰も入れてない感じっ

すべてを自分の支配下に、すべての場を自分優位に持ってく魔力…

 

 

映画の始まりから

驚かされますが

とにかく主演のイザベル・ユペール

観る者は魅了されてしまうはず…

 

優しいわけでも

慈悲深い善人でもないのに

どちらかというと悪魔なのに

なぜか彼女の周囲の人たちも

観客も彼女に惹かれてしまうのです(なんで!?)

 

 

エル ELLE(字幕版)

エル ELLE(字幕版)

  • 発売日: 2018/02/16
  • メディア: Prime Video
 

 

子供の頃から逆境を生き抜いてきた

父に苦しめられ

母に悩まされ

息子には裏切られ

旦那にも…

 

そんな厳しい現実を戦い抜いて成功を掴んだ

熟女となった灰かぶり姫がある日自宅で男に襲われる

そこからはじまる物語

 

全て観終った時、この物語の裏に隠された

彼女のもう一つの話が見えてくる…

 

 

 

映画「エル ELLE」あらすじ

新鋭ゲーム会社の社長を務めるミッシェル(イザベル・ユペール)は

ある日、ひとり暮らしの自宅で覆面の男に襲われる。

 

ミッシェルを襲った男が去ると

彼女は立ち上がり

割れた食器や汚れた床を掃除し始める…

 

そして襲われた時に来ていた服や下着を捨て

バスタブに身を沈め、目を閉じる

 

仕事のパートナーで大学時代からの友人アンとその夫、

それに別れた自分の元夫を交えて食事の席で

はじめて自分がレイ〇犯に襲われたことを話す。

みんなが心配して警察に通報するようにミッシェルに言うのだが

彼女は幼い時の事件経験から警察を一切信用していない。

 

その後も嫌がらせのメールや

今も犯人が自分を観ているような不可解なことが続き

彼女は自ら犯人を捜しはじめる。

 

だが、犯人を追っていくうちに次第に明らかにされていくのは

ミッシェルの恐ろしい本性だった…

 

※彼女の本性が明らかにされてくると、

 過去の事件の見方も変ってくるかもしれません

 

以下、ネタバレ有で感想&考察に入ります。

 

逆境からの成功者ミッシェル

ミッシェルは大学文学部時代の友人アンと

新鋭ゲーム会社を起こし成功している。

 

彼女が10才の時、住んでいた街の

通りの住民が次々と惨殺される事件が起きた。

この事件は大々的に報道され人々が注目していた。

犯人として捕まったのがミッシェルの父。

逮捕当時家じゅうのものを燃やしている庭で

煙と灰で黒くなった少女ミッシェルが側に立っていた。

その姿は新聞やニュースで報道され

殺人鬼の父の娘としてミッシェルもまた有名になった。

 

殺人鬼の娘とマスコミに話題にされ

逆境の中を闘いながら進み、

彼女は仕事でも経済面でも成功を手にしている。

 

今も彼女は戦士だ。

会社の新作ゲーム開発会議の名でも

若いゲームクリエイターとぶつかり合う。

そんなときも最後は「ここは私の会社よ」と強気

 

彼女は決して弱者ややられっぱなしの被害者にはならないのだ。

絶対に最後は「勝つ」そのために

「場」も「人」も自分のコントロール下にジワジワと追い込んでいく。

 

彼女のその才能にあなた驚くはず…

 

出所間近の父とレイ〇犯の男

長年服役していた父が釈放される…そんな中

ミッシェルの身に起きたレイ〇事件

 

ミッシェルは自分の人生を台無しにした父と

レイ〇犯の男をどこか重ねていたのかもしれません。

 

犯人を追いつめながら

同時に父にも復讐していく

 

犯人の男とミッシェルの記憶にある父は似ているのかもしれません。

ふたりとも犯罪者だし、

父は人を殺すことで、

レイ〇犯は女性を暴力の恐怖

支配下に置き快楽を得ているのです(--;)

 

この2人以外にも、ミッシェルの周囲には

女に対して支配的な男たちが少なくは無いのです。

親友アンの夫もその一人

 

今回のレイ〇犯を追いながら

彼女は気に入らない周囲の人達や環境を

どんどん支配下におさめていきます。

 

ミッシェルを取り巻く男女

ミッシェルはその強気の経営スタイルから

会社では憧れ的に好かれるか、嫌われるか

社員の反応は二極化している。

 

ミッシェルは自分の人生を台無しにした父を毛嫌いしている。

若い恋人を家に連れ込み情事に忙しい母親との仲も険悪。

母につけこむ若い男も嫌っている。

母の生活資金もミッシェルが面倒を見ている。

 

ミッシェルの元夫リシャールは売れない作家

優しいく繊細なこの男でミッシェルは今も彼を好きなのかも

そんな彼が若い彼女をつくったことが面白くない。

元夫に内緒で彼女のことを調べ会いに行ってしまうのだ。

 

息子ヴァンサンはいつもミッシェルの期待の逆を行く。

麻薬の売人だった過去から立ち直ったと思えば

今度はいきなり「彼女が妊娠した」から

広い新居に引っ越すから保証人になってと訪ねてくる。

 

気の弱いヴァンサンはいつも恋人ジョジーの尻にしかれ

言われたい放題、その関係も彼女のこともミッシェルは気に入らない。

またジョジーもミッシェルを嫌っている。

 

親友アンとは大学から長きにわたる付き合いで

お互いに友達以上の関係である。

心的には恋人に近いが、肉体関係にはミッシェルが進めなかったようだ。

 

アンの夫ロベールはミッシェルとの肉体関係を

しつこく求めてくる…ミッシェルの都合お構いなしに

職場にも現れ社長室のブラインドを下げるのだ(--;)

 

お隣に住む夫婦パトリックとレベッカ

銀行員の夫と敬虔なカトリック教徒の妻である。

この夫婦と交流を深めていく中で

ミッシェルはお隣の秘密に気が付いていく。

 

他にも有能な若手リーダー従業員のキュルトとは

ゲームの開発の方向性の違いで激しくぶつかる。

 

ミッシェルの周りは彼女に好意を抱きつつも

敵にもなる可能性のある人物が少なくないのだ。

 

この今おかれている状況を

レイ〇犯を追いながら彼女は戦略的に仕掛けながら

自分の支配下に置き、変えていきます。

 

明らかにされていく彼女の本性

ミッシェルの本性を知るには

  • ミッシェルの父との関係
  • 彼女の会社の新作ゲームの内容
  • 犯人に襲われたシーンを回想した時の現実との違い
  • レイ〇犯への復讐の仕方
  • 憎んだ父と母の死

 

これらがポイントになると思います。

この辺をよ~く見ておいて欲しいです。

 

ミッシェルと父の関係が鍵

そして両親の死

ミッシェルは毛嫌いしている両親の嫌な部分を

彼らのことを批判しつつも自分もしっかり受け継いでいる。

 

ミッシェルの会社が製作しているゲームは暴力的で破壊的だし、

彼女の意向でエロや性的な高揚感の表現もねじ込まれている。

殺人鬼で暴力的な父と若い男を連れ込んで情事に励む母の影が…

 

ミッシェルが犯人に襲われた時を回想するシーンでは

現実と違い、犯人を彼女が血まみれにする。

彼女の中にある暴力や破壊の衝動が見事に描かれている。

 

隣のご主人を窓から双眼鏡でのぞき見て

彼の身体を観ながら窓辺でオナ〇ーするミッシェルは

毛嫌いしている母に近いように見える。

 

父母の死によって自分の中にある親譲りの本性を

受け入れたのか?解放したのか?

彼女は恐ろしい手段を使ってレイ〇犯に復讐します。

 

のせといて落すところも恐いけど

何よりも自分の手は汚さずに息子を使うのです。

このやり方を見ちゃうと…39年前の父が起こした殺人事件も

見方が変わってきませんか?

 

もともと近所でも評判の優しい父が

家では娘に暴力を振るい、近所の子供を次々惨殺していった事件

大人にしては犯行が幼稚で雑なのです。

遺体を隠すことさえしていないし…

釈放前にミッシェルが父に面会に行くと

娘が来ることを知らされた父は自殺してしまったのです。

もうすぐ釈放なのに、39年刑務所で頑張ってきたのに

ミッシェルに会うことが死に値する恐怖だったのか?

 

父を操っていたのもまた娘ミッシェルだったのかも。

すべてを火で燃やした時の興奮を語る彼女に疑惑が深まります。

 

誰も頼らない、誰にも期待しないから強い!

ミッシェルのすごいところは

もう世の中の「取り繕われた善」を一切信用していないし

他人にも期待していないところ。

 

だから誰も頼らない、警察も頼らないで犯人を追いつめ

最後には華麗に抹殺しちゃう!

やられっぱなしの被害者では終わらない女なのだ。

勝つまではゲームを続ける。

 

誰にも頼らない、期待しないからこそ

周囲に振り回されることなく

自分の支配を拡大していけるんでしょうね。

 

また何物にも媚びない彼女に周囲は惹かれてしまうのでしょう。

 

強さは美しさ:イザベル・ユペール

エル ELLE(字幕版)

ミッシェルを演じた時64才だったというイザベル・ユペール

シワもあって筋張った細さのしっかり64才なんですが

めっちゃ美しいんですよ!!!

 

若作りした頑張ってる美しさではなく

自然体で美しく、その空虚にみえる心がまた人を惹きつける。

 

最終的にレイ〇犯を自分の虜にしてから

ドカンと復讐かますんですが

かなり年下の男を虜にするのも彼女ならうなずけるのです。

 

何者にも媚びない美っていうのを見た気がします。

やっぱり女優ってすごい!

 

では、また~☆

 

 

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