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【映画】ボーダー 二つの世界~感想:異形で異質、孤独な彼女が求めたモノと得たモノ

 

ボーダー 二つの世界(字幕版)

大人のダークファンタジーといわれているが

リアルに人間社会の矛盾や闇や虚しさを穿ってる映画だった。

でも、彼女は凛としてかっこよく見えたよ。

 

 

自分が「異質」「劣った存在」そんな風に思う時に

静に語りかけてくる作品です。

 

 

 

映画ボーダー 二つの世界~あらすじ

ティーナは醜い容姿と”他の人間と違う”ということで孤独の中にいた。

生まれつきの特殊な超臭覚は、人間の感情まで感じ取ってしまう。

この特殊な臭覚を活かし、国境フェリーの税関職員として活躍していた。

 

ティーナの父は施設に入院しており、認知症の症状が進行中。

同居人のローランドは名ばかりの「犬のブリーダー」

表向きは恋人だが、ローランドはティーナの家に寄生してるだけで

彼女が仕事で家を空けている間に女を連れ込み…

 

父はティーナに「彼(ローランド)にいい様に利用されるな」と忠告しますが、

ティーナは「独りになりたくなくて、ただ一緒にいるだけだ」という。

 

彼女の特殊な臭覚により、密輸人や児童ポルノ関係者など

多くの違法者が摘発されていた。

 

そんな中、彼女の臭覚がこれまでにないニオイを感じ取る。

ヴォ―レと名乗る、彼女に似た容姿の特徴を持つ男性が現れたのだ。

彼に何かを感じ取ったティーナは彼の荷物を調べるが

鞄の中に「変な孵化器」はあったものの違法物は見当たらない。

 

この謎の男ヴォ―レとの出会いが

ティーナの世界を大きく変えていくことに…

 

2度目に税関でヴォ―レに会ったに知った彼の体の秘密

そして自分と同じような傷を持つ彼にだんだんと惹かれていくティー

 

2人の関係が近づいていくと

ヴォ―レは自分たちの種族について語りだす。

人間との関係とそこにある因縁。

 

ティーナはこの頃、

特殊な能力を見込まれ警察の「児童ポルノ」捜査を手伝っていた。

そこで彼女が目にしたのは「おぞましい人間達の姿」だった。

 

自分が本当は何者なのかを知っり、ヴォ―レに安らぎを覚えた彼女の前に

恐ろしい因縁と児童ポルノ事件の闇の真相が迫ってくる。

 

彼女は選択に迫られる。

彼女が求め続けたモノと、最後に得たモノとは…

 

※以下、ネタバレ有の感想文となります。

 

異形で異質を自覚し自ら周囲と距離を取るティーナの孤独

彼女は自分の醜い容姿を自覚していた。

それは子供の頃から「異質なモノを見る」目線に晒されてきたからだ。

しかも彼女は人間の感情を察知する。

悪意や恥、罪悪感や興奮を嗅ぎわけるのだ。

 

彼女の容姿、特に顔は「美女と野獣」の野獣に似ている。

でも彼女が一番恥じていたのは「染色体異常による」とされた

身体的な特徴だった。

女性なのに股間に小さなペニスのような突起があり、

「子供が産めない体」ということをとても恥じていた。

 

自分は「異常」なのだと、彼女は周囲から距離をとって

孤独を抱えながら生きてきた。

でも、両親に愛されて育ったことは唯一信じていたのだ。

彼女の近所の人を助ける優しさや子供に向ける親愛の情は

この両親から受けた愛情の影響だろう。

 

私から見たティーナは「異質で孤独」だけど

周囲に無理に好かれようともしていなく、媚びず、

凛としてかっこよくも思えた。

 

無理に集団にしがみ付くと「惨めさ」にのみこまれちゃうからね。

媚びで惨めに群れるより、ティーナの孤独は潔くかっこいいと感じた。

 

彼女が求めたモノと最後に得たモノ

彼女はずっと自分が「何者なのか」わからず

どこにも所属できずにいたため

ヴォ―レと出会い本当の意味で同族の仲間を見つけて

嬉しかったし、安らぎも感じただろう。

 

ところが、ヴォ―レと共に生きるには、

「人間への復讐」のために生きることを意味するのだと知り

彼女は苦悩する。

 

人間がティーナやヴォ―レの種族に行なった蛮行、

捜査協力しながら目の当たりにした人間の醜さ、

それでも彼女は「人間すべて」を憎むことはできないのだ。

 

両親から受けた愛情や親しくしてくれる隣人一家の優しさを知っている。

彼女は結局また「どっちでもない存在」になってしまう。

 

でも、「自分が何者なのか?」知らない時とはもう別人だった。

自分の真実を受け入れた彼女はもう「異常な人間」ではない。

彼女は自分の生き方を「選択」し、強くなる。

 

やっと見つけた「自分を孤独から救ってくれる相手」、

そんな彼の手を取り復習と犯罪に生きることをキッパリ拒否する。

 

”残酷になることに、意味を見いだせない”

あの状況で、この言葉をヴォ―レに告げられる彼女は

”純粋で強い心”の持主なのだ。

 

孤独から救ってくれる仲間で恋人となるヴォ―レと歩む道を断念した彼女が

最後に得たものこそ「彼女が本当に求めていたモノ」だと思った。

自分の子の存在が彼女がこれまで抱いていた「不完全感」から彼女を解放する。

彼女は真の仲間、家族、迷っている暇など無いほど「守り愛情を注ぐ存在」を

その腕に抱いていた。

 

彼女が求めていたのは、愛を注いでくれる人ではなく

自分が愛情を注ぐ「特別な存在」だったのかもなぁ。

 

愛に生きるも、復讐に生きるも選択権は自分にある

「どう生きるか」「何の為に生きるか」って

日々に生活や感情に流されていると

知らず知らずのうちに「自分の選択権」を

放棄してしまっていることがある。

 

そんなことをこの映画に教えられた。

特に「感情」に流されると周囲に飲まれて生きることになる。

復讐や嫉妬に生きるのって辛いよなぁ…ヴォ―レよ(;;)

 

時々忘れちゃうけど

”人生の選択権は自分にある”

この権利を放棄しないで日々生きていきたいね~

φ(..)メモメモ

 

じんわりと心にしみてくる作品です。

 

 

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