けっこう若手の役者さんがみんな素晴らしいのですが
この映画をホラーとして成立させてくれているのは女優・黒沢あすか様のおかげだ!
そして「脚本家が・・最後疲れちゃったの!?」というラストなのだ。
どうした!? どうした!? が、満載の日本クレイホラーです。
Amazonプライム会員なら
会員特典で見られます。
⇓
ところどころ
「コメディなの!?」
「笑かそうとしてるの!?」
ってシーンが多いのですが
ギリギリホラーを保っています(^^;)
そして怨念入り粘土人形「KAKAME」が
ホントに強烈!
不気味なようで結局可愛いよりなのが憎い(><)
- 彫刻家の怨念が染み込んだ粘土
- 怨念粘土KAKAMEが人喰いシーンがシュール!
- みんなの東京コンプレックスが酷すぎる
- ラスト脚本家の苦悩ぶりが「うずまき」のように見えてくる
- KAKAMEにどこか懐かしい気持ちが湧いていた理由
彫刻家の怨念が染み込んだ粘土
ことの始まりは
田舎の美術予備校(アート教室)の講師が
庭に埋められていた缶箱に入れられていた
乾燥し砂になった水粘土を見つけたことだった。
この教室には美大合格を目指す5人の生徒が通っている。
教室に使っている一軒家は
以前この地に暮らしていた彫刻家が
アトリエ兼住居に使っていたもの。
彼女が庭で見つけた粘土は
無念の死を遂げた彫刻家の怨念と血が染み込んだものだった。
乾燥させ封印した粘土に
生徒が水を吹きかけ、こね、作品作りに使ったことで
粘土が息を吹き返し、血をもとめ生徒たちを襲いはじめる。
怨念粘土KAKAMEが人喰いシーンがシュール!
この⇒側に映る埴輪みたいなのが怨念粘土の完全体KAKAME(カカメ)
ちゃんと名前があるのだ。
カカメは生みの親の彫刻家がもともと
この作風を激推ししており
最後につくった一体で自分の死後もKAKAMEが永遠に生きることで
自分の話せなかった目的を託したのだ。
「東京で評価され成功する」
これを彫刻家はカカメに託した(^^;)
※カカメ可哀そう・・・
カカメは水粘土で乾燥に弱く
血を求め次々に人を襲い飲み込んでいく。
時には動物も飲み込んでいく。
粘土なので変幻自在に形をかえ
人間に貼りつき、食いつき、飲み込んでいく。
その捕食シーンは粘土でふざけている子供のようである。
多くの人はここで笑ってしまうだろう。
私はあっけにとられていた。
みんなの東京コンプレックスが酷すぎる
この映画が描いている本当の核は「地方の東京コンプレックス」のようだ。
故に、登場人物がみんな東京コンプレックス凄すぎるのだ。
今、そんなに「やっぱり東京はすごい!」って息巻く人少なくない??
とツッコミを入れたくなるが、グッとこらえて見続けましょう。
最後のまとめ方が斬新です。
【登場人物の東京コンプレックスまとめ】
⇓
- 美術教室の生徒⇒「やっぱり東京の予備校生のレベルは高い」
- 美術教室の講師⇒東京の美術学校講師だったが、そこでいざこざあって田舎に
- 無念の死の彫刻家⇒「東京で認められたい」の鬼
- 怨念粘土ロイドKAKAME⇒「東京!東京!」
この中でも実は一番『東京め~~~~』な人物が
黒沢あすか様演じる美術講師の女性なのだ。
東京にて旦那だか恋人を同僚に寝取られ
田舎に逃げてきたので「東京」への怨念が半端ない!
東京を見る目・・・こんな感じ
ちなみにこの作品でも黒沢あすか様の演技が光っています。
この黒沢様演じる講師の東京への怨念が
後半の展開で「嘘!?マジっそこまでしちゃうの!!」
ってとこまで行くんですけど
「お前~いい仕事するな!」と若手女優が活躍します。
※お前・・とか言葉汚くてすいません(;;)
ラスト脚本家の苦悩ぶりが「うずまき」のように見えてくる
何度もいうが
この映画はどんなことがあっても最後まで見るべきです。
最後まで見ることにより「人間の苦悩」
を肌でビシビシ感じることができるのです。
この作品の フィーファンめっちゃ好きだったなぁ・・・
黒沢あすか様の演技でギリギリ、ホラーとして成立していた
扱いの難しい子KAKAME(^^;)
それでもラスト手前までは割とうまく話しがまとまっていたのです。
ところが!
ラストの(2度目の封印解除後)からは
もう脚本家がドリフト&うずまきしはじめちゃって(;;)
ギョッ!!!!!!
こんな感じです。
プラスこんな感じです。
KAKAMEがどうなったか?
是非ご自身の目でご確認ください。
KAKAMEにどこか懐かしい気持ちが湧いていた理由
カカメのビジュアルに
どこか既視感がありまして
「なんかはじめてじゃない気がする・・」
しかも割といいイメージだったりもして・・
その理由がわかった。
⇓
Free eBook library | Oxford Owl from Oxford University Pressより
このこ!
オックスフォードの子供向け電子書籍無料図書館の
フォニックキャラのロボ君よ
この子とKAKAMEが似て見えるわ~
KAKAMEの親戚はロボだった。
何だかんだで「世界とつながってるね!」
では、また~☆
Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2018年 11月号 [東京、再発見。] [雑誌]
- 出版社/メーカー: マガジンハウス
- 発売日: 2018/10/09
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る