ビックリした！映画を観終ってからこのポスターみると
すごくジワジワくるぜ～☆
もう全部がすごいんですよ。やはり「事実は小説より奇なり」ですよ。
短い映画ですが内容が濃厚です。
観てすごくびっくりしました。
驚きはロボトミー手術越え！
映画全体をみてからの驚き度は「ロボトミー手術」を知った時以上！
手術自体への驚きはロボトミーの方がはるかに「マジかよ！」と思ったのですが
ジョン・ブリンクリー医師（？）はホントにやばい！
実は映画を観はじめてから途中までは
私もブランクリー医師を信じてしまっていたのです。
ところが後半に驚きの真実がバンバン暴かれていくのです（震える）
実際の映像や音声をベースに
足りない部分は手書きのイラストを駒撮りアニメーション風な映像で
繋ぎ合わせてブランクリー医師の半生を追っていきます。
ヤギの睾丸移植手術に至るスピード感に驚愕！
1917年からはじまるこの物語ですが
ブランクリー医師が地元の農夫に頼まれて
勃起不全の治療のために「ヤギの睾丸移植」をする
に至るまでが今では考えられないスピードなのです！
町医者ブランクリーの元に
地元の農夫が密かな相談にやってきた。
「私も妻も子供を望んでいるのだが、私のモノが役に立たず、
妻に何年も悲しい思いをさせてしまっている。なにかいい薬はありませんか？」
そういう農夫にブランクリーは
「残念だが、そんな薬は無いんだよ」と答える。
窓の外を見つめヤギの交尾をみていた農夫はこんなことを言い出した。
「元気なヤギのモノを私に移植してくれませんか？」
はじめはその提案に驚いたブランクリーだが、
次の瞬間にはその申し出を了承していたのだ。
このシーンはアニメーションだったので
本当の当時の会話そのものではないが
実際にブランクリーは男性に手術をしている。
そして男性は手術から9か月後に妻の妊娠を報告している。
私が驚いたスピードとは会話での即答ではなく、
実験や検証や安全性の確認も無しに
動物と人間感の移植をやってしまうそのスピードなのです。
この時点でこの医師を疑ってしまうところなのですが
この手術は人気の手術になっていくのです。
睾丸移植手術が評判となり街が栄える
「えええっ！大丈夫なの？？？」
と私も怪しんでいた手術ですが
この手術によって夜の夫婦生活が充実し、
実際に子供を授かった人がたくさんいたのです。
そのため、
ブランクリー医師をたずねて
遠方からも人が集まるようになり
街は栄えていくのです。
その様子に
だんだん私も「攻めてる医師」なだけなのかな・・。
と思いはじめたんですよ。
そしてここからブランクリー医師は
ものすごく有名になっていきます。
やり手な彼は巨万の富と抜群の知名度と影響力を手にしていきます。
注：半分は彼が書かせた「自伝」がベース
私が前半、ブランクリー医師を信じてしまった理由の1つに
この映画のストーリー進行のベースになっている
ブランクリー医師について書かれた本が第3者により
書かれた研究本かと思っていたことがあります。
ところが、
なんとこの本・・・フランクリー医師が裏でプロデュースして
人に書かせた自伝的な1冊だったのです。
このこと知ってひっくり返った私です。
が、この点も踏まえて
後半では「正義の目」がフランクリー氏を
とことん追い詰め「彼の秘密」を暴いていくのです。
映画は前半と後半でガラッと変わります
後半に描かれていることは
今の時代にもはびこる巨悪の姿であり
社会の癌ともいえる。
そのために映画の感想・考察も
前半と後半を分けて書くことにします。
では、感想・考察の序章はここまでにします。
映画ナッツ！面白いから見てね～☆
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