美形3人に負けない滝藤さんの存在感(好き☆)
なんとなく、滝藤さんの存在が世界の救いだった感じもするし。
アマプラ(プライムビデオ)で視聴できるようになってた~♪
と、いうことで平手ちゃん見たさに飛び付いたさ~
映画 さんかく窓の外側は夜~あらすじ
子どもの頃から「霊が見える」三角君(志尊くん)は人と距離をとり、
静かに暮らす青年だった。
書店で黙々とバイトに励んでいたところ、
自分に近づいてくる幽霊の姿に固まっていると
ある男に声を掛けられ助けられる。
その男は霊媒師・冷川だった。
三角の「視える」力に運命を感じた冷川は、彼を助手にスカウトする。
『私といれば怖くなくなりすよ』という冷川の言葉と
自分と同じように特殊な力をもつということに惹かれ
三角は冷川の助手となり契約書を交わす。
ある日、冷川の元に刑事・半澤が奇妙な殺人事件の調査協力依頼にやってきた。
バラバラにされた複数の被害者の「3人の遺体を探してほしい」と。
どうやら 被害者たちの切断された消えた遺体部分を合わせると
「ひとりの人間分」になる、そのために半澤は冷川を頼ってきたのだ。
冷川は「警察に恩を売っておくと、後々楽だから」と慣れた様子で依頼を引き受ける。
冷川と共に現場に向かい調査を開始する三角。
2人はこの殺人事件が「呪い」と関係あること、
そしてこの殺人犯を操っていた「ひうら えりか」の存在を突き止める。
ひうらえりか とこの事件の裏に大きな闇を追っていくと
15年前の事件で失った冷川の少年時代の記憶と繋がっていく…
※以下、ネタバレ有の感想・考察です~
街は黒い服を着た人ばかり:「現在社会は呪いまみれ」の示し
映画を観ていて、最初に気になったのは
街行く人がみんな「黒い服」ばかりだということ。
冬なので、アウターの中はそれなりに色をまとっているかもしれないが
パッと目に映る世界は「真っ黒な人達が無表情に交差している」って感じ。
これがどんな意味があるのかな?
と、気になりながら観ていたら
エリカが「呪いの貯金箱」の力を使った時
呪いが「黒」で描かれていたので「なるほど」と納得。
現代社会が既に「呪い」まみれであることと
そんな呪いや怨念溢れる世界で自分を守ろうと心を閉ざした人々を
”街行く人がみんな黒い服”であらわしていたんでしょうね。
「呪い」って言葉は「まじない」という意味もありますが
この字が持つイメージは「のろい」の方が強く、陰鬱をしたイメージですね。
最近読んだこちらの本に「この世界は昔から呪術まみれ」とあり
⇓
よんだら、確かにその通りでした。
みんな「この世界・社会・自分をどう認識するか」で見える世界は変わってしまう中
呪術(言葉や思い込みの力)を利用して、他者の世界を支配や侵略合戦が行なわれています。
ネットに溢れる攻撃的な言葉や相手を傷つける言葉も一種の「呪い」なんだとか。
効力があるけど、自分に返ってくるんだって。
美形能力者3人と半澤のコントラスト
見える・祓える・呪える という特殊能力を持ち、
それ故に世間から距離をとっている三角・冷川・エリカの3人。
3人とも「孤高・孤独」であり、陰の気をまとった美形さが
また浮世離れした存在ってのを引きたててます。
それに対して半澤刑事は「無骨」であり
長い刑事生活の中で酷い現場を見てきているためか
人の言葉も霊の存在も「何も信じていません」
『自分の見たモノしか信じない』と。
何も信じない=相手に期待もしない ためか、
3人に対しても「あ、そうなの」くらいフラットな接し方。
彼らの能力のことを知ると大概の人が
- その能力を利用しようと近づいてくる
- その能力にすがってくる
- 奇妙な存在として忌み嫌う
という態度を見せる中、半澤だけがほぼ無反応。
半澤自身もどっちかというと「陰のキャラ」ですが
3人からすると、この世界の「真っ白」部分に見えるのかもね。
半澤は「信じない」だけじゃなく、邪気も恐れもない感じなので。
その白さは「ほっ」とできる救いの灯火ではないかしら。
黒で染まった世界を浄化できるのか?
冷川も、こちらの本でも
日本の呪術大全: 役に立つ呪術の方法と効力とは (KAWADE夢文庫 1175)
「この世界は呪術まみれだ」といってましたが
どんどん漆黒に染まっていく社会をどうやったら浄化できるのでしょうか?
諦めたら、そこで終わり(安西先生が言ってた)
だから、少しずつ黒い呪いを祓って、クリーム色くらいにはしていきたいね。
と、いうことで 深夜の「ほのぼの話」や「面白人生ドラマ話」集めを
続けていこうと思います(^^)
あの、2chやネットで伝説となった樹海のスプレー書き
「祝ってやる!」
くらいに「呪い」を「祝い」に変えてみたいと思います。