ここから「古代日本の音の智恵」にどっぷり入っていくよ~
私は縄文文明をもの凄く高度文明だと、今は思っている。
縄文人というのは超感覚(第三の目)が覚醒していた人たちなんじゃないかと。
そう思う理由はたくさんあるんですが
まずは「日本人と音」という観点から追っていきます。
「日本人と音」「古代日本からの音の智恵」について知るために
私が読んで「良かった」と思うオススメの本がこちらです。
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お寺の鐘の音や、密教について調べた時に
「真言」の言葉と音の響きも気になってたんで色々な意味で参考になったよ。
では、縄文時代にどんな音がどう使われていたかを探る旅へ
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ここで発見された縄文土器に「狩猟文土器」と呼ばれる土器の表面に
獲物に矢を向ける大きな弓の絵(模様)が描かれているが
そこに「弓を射る人」は描かれていない。
獲物である動物よりも遥かに巨大に描かれた「弓」、
そこに命を司る神聖なモノとして扱われていたことが垣間見える。
私はこの話をきくまで「縄文土器の装飾性」を勘違いしていた。
ただただ「そういう趣味嗜好の時代だったんだろう」と思ってたし
なんなら「暇だったのかもなぁ」なんて漠然とバカな解釈で眺めていた。
しかし!縄文土器に見る模様っていうのは
もっと神聖な意味が込められていたり
我々には見えないが超感覚・超意識を持つ縄文人には
宇宙の潜象のカカワリが見えたり感じられており
それを模様として土器に描いたんじゃないか…って今は思っております。
だって『渦巻き』模様が多いし、呪術的だし、立体で表現してるし!
この話はまた今度…先を急ごう。
ここでいくつか発見された古代の弓の中に
非常に珍しく異彩を放つ赤弓があるという。
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※模様は私の勝手なイメージです~
他に出土した弓たちは
- 白木で創られ
- 大きさは120㎝~170㎝程
と狩猟用として実用的なもの。
この赤弓は全く違う!
この赤弓はしなわない「柳の木」で作られている…という点から見ても
狩猟用ではなく豪華な装飾+赤地に黒の漆模様から「神事用」だと思われる。
この弓は神事の中で「楽器」として使われていた可能性が高い、というのだ!
確かに、古代日本の楽器といえば琵琶、お琴などが平安絵巻で思い浮かびますから
もっと古い時代から「弦楽器の原型」ともいえるものが使われていたとしても不思議はない。それが身近な道具の「弓」なら、そもそも弾いて使うから納得だ。
ここから古代日本人の音の意識を覗いていくと
「音というものに神聖な何かを感じていた」可能性がやっぱり高い、よね。
よく考えてみれば、超古代日本人が触れていた音というのは
大自然が奏でる音が主だったろうし
現代の我々が「音楽=エンタメ」的な感覚とはちがい
”大自然=八百万の神々の声”と捉えていたというほうが自然な解釈かもね。
では、この「赤弓」がどのような音を奏でていたのか?
神事でどのように使われていたのか?
そこから「古代日本の音観」をみていきましょう。
(つづく)