なるほど…と思いつつも
神事の琴の真の姿「琴板」に驚きを隠せない私です。
ただ、この「ほぼただの板」の琴板をどのように演奏するのか?
その奏法には非常に興味湧きました。
そして、その奏法を知ると更に「琴板」×神楽=板神楽に興味が湧いてきたのです。
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笛の音も乗ってくるってことを心に留めて、先へ
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「笛」との共演なのに、
楽譜は無く”感応のままに演奏”するっていう演奏スタイルなんですよ。
「えっ!?」と思った、私です。
祭りのお囃子なんかも楽譜は無いけど
先輩方から口伝&直伝で教わるんですよね、我が地方の祭りだと(^^;
だから「楽譜が無い」って処は想定の範囲内ですが
演奏も”その時の感応のまま”でいいんか!?
と、「????」だらけだったのですが
なぜ、感応のままって演奏スタイルになったのか
納得しちゃう解説があった。
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人間が鍛錬して美しい音を奏でるのではなく
カム界の音をこちら側に降ろしてくるってのが
神事の琴の響きのが持つ目的なんですね、納得しました。
神事における「神降ろし」をする楽器なんですな~
故に琴板を奏でる(叩く)奏者は
演奏しているのではなく、
自然に体が動いている~動かされている状態なんだとか。
”感性のままに自由な演奏”に見えて
その実態は「カムナガラ(神ながら)=神の意のまま」のリズム音を
こちらの世界に引き寄せている、わけですね。
すげぇ!
(つづく)