プロ独女のライフハックブログ

BBA独女みつまるが「今」気になることを追いかけ綴る人生冒険日記

【日本人の血が騒ぐ】日本人と音(…74)古来大事にされてきた日本の歌声

楽器な弾けなくても、楽器が手元に無くても大丈夫!

日本人は古来より「歌う民族」なのだ☆

 

 

カム界と人の霊魂(意識)をつなぐ「音・響き」に気が付いていた

古代の日本人の智恵


それは自らがその響きを発するべく「カム界と繋がる歌声」に繋がっていく。

私なりに「これだ!」と思う古代の唄い方を見つけたのですが

まずは「日本の伝統~伝統芸能にある歌唱」を見ていきましょう☆

 

「日本語の音の力」を調べるために、非常に参考になった

私おすすめの1冊こちら

 

こちらの中で「日本人の音への意識が見られる、日本の伝統文化の中にある歌声」

として特に注目されいたのが「語り物」と呼ばれる、この3つ。

語り手は「歌い手」となり、言葉に節をつけ三味線の音に合わせ

物語が唄い語られていく。

この時、歌声と三味線の音の揺れ・うねるような響きから

「豊穣な倍音」が空間を満たしていく。

 

語り手が物語の世界へと人々の意識を運ぶために使う独特な歌声

物語の世界を描く濁声・しわがれ声・ハスキーな声などを「虹色の声」

といい、この声を得るために喉から血が出るほど

わざと喉を酷使するのだという…

 

私が聞いたところ「虹色の声」がよく分かるのが「浪曲」でした。

「広沢虎浩」さんの歌声は浪曲をよく知らない私でも「凄い!」ってわかった。

 

日本の伝統的な歌唱を調べ

なども聞き比べてみましたが「浪曲」が一番「虹色の声」で唄われてました。

ただ、色々聴き比べたおかげで「日本人が何を重視して唄ってきたか」見えてきた。

 

”声の揺らし×音の伸ばし(母音の伸ばし)”

これは祝詞や和歌・短歌の詠み声にも通じますが

この話はまた別の機会に(^^)

 

「虹色の声」に話を戻しまして、

この声というのは 昔ながらの肴屋さんの客引きの声や

スナックのママの酒やけした声なんかに近いです。

”ハスキー×しゃがれ声” これが不思議と法器「尺八」の音に近い気がしたんです。

 

肴屋さんの呼び声もスナックのママの酒やけ声も

なんだか妙に耳に残るし、印象にのこりますよね(^^)

我々の意識の深いところが反応している証拠かも。

 

浪曲以外の伝統歌唱も三味線や楽器との掛け合わせにより

印象深い うねる様な音の揺れと響きを以って

人々の心を「物語の世界=異世界」へといざなってくれます。

 

これらの歌声を是非とも色々聴いて感じて欲しい。

すごく響くし、なんかグワンと心掴まれるけど

「綺麗な歌声、美しい旋律」ではないのです。

透明度はゼロに近いんじゃないでしょうか?

 

透明な透き通る声ではなく

複雑に多様な揺れが混ざり合って

聴く者の心が船酔いや酒酔いなどに近い「酔った」状態に誘われる。

そんな海原のような歌声なのです。

 

この歌声を古来から日本人は大事にしてきたってことを

まずは心に留めておいていただきたい。

 

そして「語り物」と呼ばれる 言葉に節をつけて音を揺らし

語る技法が「言霊を生む」技法へと発展していくのです。

 

(つづく)

 

 

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