人物を練る学問というのが3つ示されている。
「大人」に成るために「三部の学」を修めよう。
私が尊敬する賢人・哲人「安岡正篤」氏ってこんな人
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人物を練る学び=徳慧の学問、これを具体的に示してくれております。
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東洋には「四部の学」と称するものがある。これは東洋における学問上の分類であり、「経」「史」「子」「集」のことをいう。
このうち「子」は独特の観察と感化力をもつ優れた人物の著書のことをいう。したがって「経」に従属させるべきものだ。「集」とは詩文である。だから「四部の学」とは「三部の学」に集約できよう。これは私どもが学問修養をしてゆく上において非常に意義深い分類方法であり、こういう分類法は西洋の学問の分類方法ではみられない。 (『人物を創る』)
「経(子)」・「史」・「集」を修養せよ!
ってことやな。
「経学」とは、本来→儒教の経典・儒家の作った経典(経書)を研究・解釈する学問
ですが、安岡氏はこれを「人間として如何にあるべきかを学ぶもの」としている。
信念を養い・理性を高め・人間性について深い洞察を得るものだという。
学び方としては本来の意味が示すように、優れた人物たちが残してくれた書を読み理解することだと思われます。
「史学」とは、歴史に学ぶってことですが
歴史上起きた出来事を追うのではなく、そこにおける人間の行動のいっさいを明らかにし「生き方:在り方」を学ぶことだそうです。歴史を深く観察し、そこから教訓を得るのです。
「経」は理性を高め、「史」は意志を養う、に対して「集:詩文」は何をもたらすかというと、⇒『情操を練る』んだそうです。
たぶん、こちらが「集」の学びに役立つかと。
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日本は歌文化の国ですからね。
カタカムナや日本語の音の不思議な創りから見ても
和歌・祝詞などをもっと深く知るべきだと私も感じてります。
安岡先生が「読書は求道である」といっているので
良い書を探し、熟読することを続けていこうと思います。
最近は良書に出会う確率がグンと上がっております。
(つづく)